( 285961 ) 2025/04/25 07:22:45 0 00 テレビ信州
車が時速130キロ以上で衝突した可能性があります。
24日午後、飯田市で堤防道路を走っていた乗用車が天竜川の水門にぶつかる事故がありました。
警察によりますと、運転していた20歳の男性と、ほかに乗っていた19歳と20歳の男性2人が死亡、19歳の男性が意識不明の重体です。4人はいずれも訓練生でした。
猛スピードで走る黒い車
24日午後0時32分、画面の右側から猛スピードで走る、黒い車。
堤防道路を走り、水門にぶつかった衝撃で土煙のようなものも確認できます。 これは飯田市にあるテレビ信州の情報カメラがとらえた映像です。
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ヘリリポート「水門の建物に車が突っ込み大破しています」
原形をとどめないほど激しく壊れた車。事故の衝撃の激しさを物語っています。
現場近くにいた人は 「ドーンという感じの大きい音ですかね一瞬ですけどしましたね。あれなんだって」
事故があったのは飯田市松尾清水の市道の堤防道路です。
24日午後0時半すぎ走っていた普通乗用車が天竜川の水門にぶつかりました。
警察と消防によりますと車には4人が乗っていて、このうち運転していた男性と同乗していた男性2人の合わせて3人が死亡、男性1人が意識不明の重体です。乗っていたのはいずれも19歳から20歳の訓練生でした。
警察のその後の調べで、死亡したのは上伊那郡・宮田村の池田稜生さん・20歳、飯田市の近藤佑哉さん・19歳、駒ヶ根市の杉﨑蓮さん・20歳と判明しました。
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現場は天竜川にかかる水神橋から上流におよそ100メートル離れた場所です。
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事故の直前、白い車2台が走っていましたが、スピードを比べてみると…。 黒い車がかなり早いスピードで走っていたことが分かります。
警察によりますとこの堤防道路の法定速度は時速60キロでした。
交通事故鑑定「ラプター」中島博史 所長 「映像から見ていると、制限速度の倍近いかなりの高速だと思います。スピードを出しすぎていたというのが1つ大きな原因だとは思います」
映像から速度を試算すると、「時速130キロから140キロ程度」のスピードが出ていたとみられています。
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こちらは事故現場となった道路。
大きなカーブはなくほぼ一直線で道幅およそ5メートルで車が1台が通れるほど。
水門の手前では道幅が狭くなり、白いゼブラゾーンで記されているのが分かります。
近くの人は 「近道になるからけっこう使う人いると思う。スピードは出ちゃう。それとちょっとわき見運転してスピード出してるとすぐ転落すると思う。危ない。ガードレールはないし」
日中の見通しの良い道路で起きた事故。警察が事故の原因を詳しく調べています。
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