( 286108 ) 2025/04/26 04:36:10 2 00 「偶然似た絵を描いただけ」で処分は「違法で無効」 東京地裁が「院展」に220万円の賠償命令 勝訴した画家は「今も村八分状態が続いています」デイリー新潮 4/25(金) 6:14 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/7db4dfc7cc5c3dbdd5e5862c30e48bc522fc34f8 |
( 286111 ) 2025/04/26 04:36:10 0 00 左:梅原氏が2023年「第78回春の院展」に出品した「歌舞の菩薩」。右:「第57回春の院展」に出品された國司華子氏の「発・表・会」(出典:「第57回院展全作品集23」)梅原氏は作品が國司氏の作品に「似ている」という理由で処分された
「結果的に他人の作品に類似している」という理由だけで公益財団法人「日本美術院」から1年間の出品停止処分などを受けた画家が、550万円の損害賠償などを求めた訴訟で、4月23日、東京地裁は原告側の訴えを認め、日本美術院に220万円の賠償命令を出した。納得できない理由で“盗作作家”のレッテルを貼られたばかりでなく、裁判を起こしたことで“村八分”状態にされてきたという画家に思いを聞いた。
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原告は梅原幸雄氏(74)。日本画最高峰の展覧会として知られる「院展」(日本美術院展)で40年以上活動し、日本美術院に所属する会員の中でも最高ランクの「同人」に名を連ねる日本画家だ。だがその栄誉は、23年3月、「第78回春の院展」に出品した一枚の絵によって失墜してしまった。
きっかけは出品した作品に対し、後輩の女性画家が「20年前に自分が描いた絵に酷似している」と騒ぎ出したことだった。日本美術院理事会は後輩画家の訴えを聞き入れ、梅原氏に理事解任を相当とする処分と1年間の出品停止処分を下した。
梅原氏は処分を不服として、23年6月、日本美術院に損害賠償を求めて東京地裁に提訴。4月23日、東京地裁は、処分が「違法かつ無効」であり、不法行為を構成するとして、日本美術院に220万円の賠償を命じる判決を出した。
下記は判決文からの抜粋である。
〈他人の作品を基にしなかったにもかかわらず結果的に同作品に類似する作品を制作したこと自体は、法令や被告定款に何ら違反するとは解されないところ、それにもかかわらず、本件各措置のうち本件解任提案は理事の地位の喪失という重大な影響を及ぼす可能性のあるものであり、また、本件出品停止は、自由な表現活動の一定期間の制約という重大な不利益を与えるものである〉
この通り、「偶然似ているだけで処分するのはおかしい」との判断が下されたのである。
梅原氏は「2年近くにも及んだ長い戦いを終えてホッとしているところです」と語る。
「本当は長らくお世話になってきた組織を相手に裁判など起こしたくはありませんでした。けれど、黙っていれば身に覚えのない誹りを受け入れることになってしまう。実際、私は後輩画家が描いた絵のことは全く覚えていなかったし、偶然構図が似てしまっただけなのです」(梅原氏、以下同)
処分がホームページ上に公表されたことで、活動には甚大な被害が生じたという。
「瞬く間に『盗作作家』という不名誉な評価が広まり、私が40年かけて築き上げてきたキャリアは崩壊しました。予定していた展覧会は中止され、誰も絵を買ってくれなくなり、依頼されることも無くなった。何より私自身が絵を描く気力を失ってしまいました」
さらに、日本美術院の関係者からは「なんで裁判を起こしたんだ」と批判され続け、うつ病まで発症してしまったという。昨年12月、「デイリー新潮」のインタビューに答えた記事が世に出ると、さらに状況は悪化した。
「昨年の『秋の院展』には気力を振り絞って出品することができたのですが、記事が出た後、『あれだけ長年世話になってきた組織や仲間を批判するなんて』といった批判が強まった。『組織に盾付きながら出品し続けるのはおかしい』という声も聞こえてくるようになり、事実上、今年の春の院展には出品できなくなってしまいました。最近は“もう梅原は破門になった”と言われていると聞いています」
だが、記事についたコメントには勇気づけられたという。ほとんどの人が2枚の絵を見比べた上で、「これを盗作と言うのはおかしい」と日本美術院側を批判したからだ。
「嬉しかったです。とても励まされましたので、コメントしていただいたみなさんには感謝でいっぱいです。ただ、やはり判決が出るまでは不安で仕方なかった。もし敗訴してしまったらこの先どうなってしまうんだ、やっぱり裁判なんて起こすべきじゃなかったと考えてしまう自分がいました」
法廷でも主張の正当性が認められ大手を振って歩けるようになったが、日本美術院という“ムラ社会”の中で名誉が回復されるかどうかについては不安は残るという。
「日本美術院にはどうかこの判決を受け入れてほしい気持ちです。同じような対象を描く場合、構図が似通ってしまうことはよくあること。富士山を描けば似通った絵が出てくるのと同じで、今回は偶然にも、2人ともフレアスカートを履いて座っている平凡なポーズの女性を対象にしてしまっただけの話なのです。似ているだけで問題視されてしまうならば、もう誰も自由に絵を描けなくなってしまう。後進のためにもどうか自分たちが誤った判断を下してしまったことを認めてほしい」
判決を受けて「再び絵を描く気力が蘇ってきた」とのことで、昨晩は久しぶりにアトリエに篭ったという。
日本美術院側にも取材を申し込んだが、「まだ判決について検討している最中で、コメントできません」との回答だった。
関連記事【日本画の最高峰「院展」元理事が告発「理事会に“盗作作家”の濡れ衣を着せられた」「偶然構図が似ただけなのに」】では、トラブルの“元凶”となった「後輩画家」の訴えや、理事会が梅原氏の訴えを聞き入れずに一方的な判断を下した経緯、理事会メンバーにいた37年前『写真パクリ騒動』を起こした“いわくつきの画家”などについて、前後編にわたって詳しく伝えている。
デイリー新潮編集部
新潮社
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( 286110 ) 2025/04/26 04:36:10 1 00 日本美術界では閉鎖性が指摘されており、例えば富士山を描く年齢制限やキャリアに応じた絵の価値設定などが存在します。
一方、普通の人が座っている女性を描いた絵について、「平均的なポーズで平均的な顔だ」との意見もありました。
また、構図の似ている作品については盗作との指摘がありましたが、意図的な模倣や悪意がない場合はどこまでが盗作とみなされるかは微妙な問題となります。
美術界のルールや評価基準、組織的な処分についても様々な意見があり、古い体質や閉鎖性が問題視される声も上がっています。
(まとめ) | ( 286112 ) 2025/04/26 04:36:10 0 00 =+=+=+=+=
日本美術界の閉鎖性がよくわかる案件だ。前々から○歳になるまでは富士山を描いてはいけないとか、キャリアがコレコレだから絵の値段は号数いくらと決まるとか。 アニメ畑のイラストレーターが個展を開き、現代美術界で人気となっても「画家」とは決して認めず「アニメ屋」と呼んでいることを知っている。
▲8972 ▼243
=+=+=+=+=
専門的なこととか技術的なこととかは分からんが、「座っている女性を描いてください」と言われたらまあこんな感じになるだろうなくらいの、平均的な顔で平均的なポーズで平均的な角度の絵だなとしか思わなかった。
▲7624 ▼250
=+=+=+=+=
構図が似ているだけで、これを盗作と言うのはちょっと厳しいと思います。 長年築き上げたキャリアを台無しにされた悔しい思い、仲間だと思っていた方々に批判されるのはさぞ辛かった事でしょう。 それでも今周囲に居る家族や仲間は信頼のおける方々だと思いますので、ゆっくりと自分の描きたい絵を描いて欲しいです。 今の時代はSNSを始めとするインターネットで顧客と直接やり取りも出来ますし、個人での絵画教室や個展も開きやすくなっています。 今までと違う環境にはなりますが、これからも活動される事をお待ちしております。
▲1323 ▼95
=+=+=+=+=
私は画家ですが、意識していなくても既に似た構造の物があるのは、現象としてあることだと思います。人は無意識に色々なことを吸収しています。 1人が何か閃くと、同時に3人が同じことを閃いていると聞いたこともあります。 本当に表面的な意識で何も真似していないと思ったら堂々としていていいと思います。
▲1149 ▼45
=+=+=+=+=
てか右の絵を描いた人が左の絵を描いた人によく盗作だとか言えたなぁ。この二つを見比べてトレースしたのはどちらかと聞かれたら、右だと思ってしまう。明らかに左の絵の方がより多くの情報を載せられてる。 こんなんで理事解任はおかしい。鬱病になってしまったと聞いたが、これからも頑張って欲しい。
▲66 ▼46
=+=+=+=+=
素人です。 絵は全くわからないのですが、ぱっと見同じとは思わなかった。似ていると言われれば似ているような? 髪の毛の長さ、洋服のスタイル、正面を向いた女性ってとこは同じなのかな?くらい。
美術界のルールがあるのか?よくわからないが、富士山のような有名な同じ景色を描いてしまったら盗作になるのかな?
▲3407 ▼241
=+=+=+=+=
この記事の画像は上半身だけだから、さほど似た感じはしないが、全体画像を見るとスカートの広がった具合が確かに似ている気はする。
グラビア画像をモチーフにしたらしいから、元々の参考にした画像が同じだったのかも。でも、それで盗作とはならない。裁判で原告勝訴という事は、その元画像があったのかなと推測する。
盗作騒動を起こした人も何のモデルもなく空想で描いた訳でないなら元画像が同じか似ているかもと慎重に考えたら良かった気はする。ちょっといい構図なら誰でも取り入れる可能性はあるのだから。
▲1044 ▼135
=+=+=+=+=
構図が似てるも何も 図工の時に描く絵なんかほぼ皆同じ作品ですよ それでもそこからそれぞれの個性が出る
この構図の絵なんかしぬほどたくさんあるんじゃないの?
そんな事言ってたら女性の上半身の絵、というだけでモナリザのパクリじゃんと言ってるのと同じでは?
明らかな意図を持って盗作って 白い恋人を面白い恋人として売ってるくらいのものなのでは?
▲2663 ▼199
=+=+=+=+=
工業デザイナーです。意匠登録の視点で判断すると、人物は、目が有り、髪の毛があります。 それらを独自の発明ではありません。 色彩、画風が全く違っており、テーマも作家独特であり、これを真似していると判断したのは、別の意図や人間関係があったと推察致します。裁判の判断は正しいですね。
▲2055 ▼106
=+=+=+=+=
この件の民事は徹底的にやるべき。この裁判が組織処分に対するものなら、別途、実質被った損害についても賠償を求めるべきかと。デマ拡散や中傷については、刑事でもいける可能性まであるかも。 騒いだ人にも相応の責任を求めるべきです。 後世に、自分が被った悲劇を繰り返させないためには、結局は不条理な批判を押し付けてきた組織と個人に、魂に刻むような物質的反省を促さないと。即ち高額賠償を負わせ、判例として残すことです。
▲2018 ▼114
=+=+=+=+=
ひとまずは司法の判断が下って良かった。 実直な方で、安易に盗作などする方ではない。する必要だって無かったはず。 院展は確かに権威のひとつだけど、今は自己発信もできる時代だ。力のある若手は権威に頼らず世界に飛び出して行っている。 元気を出して、作品を描いてほしい。絵の世界の70代はまだまだ若いのだから。
▲1035 ▼103
=+=+=+=+=
画家は偏屈が多く、だからこそすばらしい絵を生み出している。 普通の感性で、突拍子もない誰もが驚く絵なんぞ描けません。 そんな人たちが組織を作るんだから、偏りが生まれて当然です。 ただし、院展という日本最高峰の画家集団でこういうことが起きてしまったのは本当に残念なこと。 院展側は権威の失墜をおそれて認めなさそうだけど、日夜何万、何十万と描かれる絵の構図が似通う確率って、昔の比じゃなく指数関数的に上がってます。 もはや完全一致以外で他人が判断する術はないでしょう。 一人の画家の人生を狂わせた上に村八分、日本の組織っていつもこうだなとつくづく閉口します。 せっかく40年頑張ってきたのにね。
▲776 ▼45
=+=+=+=+=
前科あるならともかく、これでもって盗作とされるのは気の毒。そもそもトレースは技法であって違法ではないというルールだった気もするが。自分もアマチュアなりに絵を描くが、パクられた!とは思わんと思う。別物に昇華されとる。
▲1207 ▼137
=+=+=+=+=
こんな普通の構図で理事解任とは。これじゃもう院展とやらには皆さま怖くて何も出せないのでは。 仮にこれがNGなら、元の絵もモナリザに似た構図でNGでしょう。女性の上半身のカットという理由で。判決の言う通り、創作の自由を制限する容認出来ない措置ではないかな。AIが好き勝手やるなか、人間の創作意欲をこんなことで萎縮させてはいけないと思う。 創作意欲を喪失されたとのことですが、少なくとも訴訟によりこの件を日の下に晒して問題提起できたのは日本美術の歴史上の成果と思う。
▲575 ▼42
=+=+=+=+=
確かに似てるけど、似てるのはモデルのほうであって、絵じゃないような気がする…。盗作の基準て何なんだろう。同じ髪型服装のモデルを同じ構図で使ったら、全く画風が違ってもアウトなのか?
▲946 ▼45
=+=+=+=+=
上半身だけじゃなくて絵の全体の画像を見ると、スカートの形までそっくり。 服の袖とか手の位置とか、背景とか、微妙に変えているだけで、同じモデルを使って、同時に絵を描いたような状態にも見える。 真似をして、真似だと言われないように他の部分をアレンジしたとも見えなくもないかな。 ただ、素人目でしかないけど、真似したいと思えるような作品(名画とか賞をとるような)でもない気がするので、真似するメリットがなさそう。
▲822 ▼194
=+=+=+=+=
身の潔白が証明されて大変良かったです。最初にこの騒動を聞いた時は一般市民には分からない不可解な事案でしたが、日本の画壇の閉鎖性を浮き彫りにしたと思います。次は原告側が梅原氏にどう対応していくかですよね。あれだけ誹謗しておいて公式謝罪記者会見くらいしないといけないのではないですか?
▲524 ▼56
=+=+=+=+=
全体を見ると似てはいるけど、似てること自体は本人も認めてるわけだしね。 構図自体はよくあるもので類似作はいくらでもある。20年前の作品の中で唯一アイデアと呼べるのはフレアスカートで座っていて、スカートがふわっと広がってるので華やかさが出るというところでしょう。でも、そこを真似するのであれば、盗作と言われないために構図とか髪型とかは変えるでしょ。真似するメリットのない構図や髪型まで似てるのは、やはり偶然だったということだと思う。
▲100 ▼14
=+=+=+=+=
これ上半身だけ見ても、構図より洋服のところが似てるんですよね。衿っていうか、三角形のところ、こんなに同じになるかなあ?と感じました。で、全身像を比べるとスカートの広がり方、手をクロスした感じ、別々に見ると気づかないけど、比べると似てる点が多い気もします。
▲10 ▼2
=+=+=+=+=
日本美術院 が やばい組織ということだけは理解できました。 そもそも「審議」や「公正な視点」をもって処分を下したわけではなさそうなのですから。
私は芸術には疎いので理解できないのですが、美術の評価と言うものは客観的かつ公正な視点とは無縁なのでしょうかね。 人事評価などと同じで考えてはいけないのかもしれませんが、公正公平かつ明確な基準でされるものと、主観を省いてするものが理想と思って日々仕事に勤しんでおりますが、この記事を見てるだけだと「日本美術院」はそれがないように思えてなりません。
美術的な視点は良い組織なのかもしれませんが、普通の組織として見るとかなりヤバい組織ということだけは、この記事を読んでいて理解できました。
まぁ、鵜呑みは怖いので、頭の端にでもヤバい組織かもしれないと置いておく程度にしておきます。
▲101 ▼12
=+=+=+=+=
似ているはその通りだよね。 絵とか写真って黄金比があって、女性・スカートとかって要素をそれに合わせていけばおのずと似るものじゃないかな。真正面の顔では面白くないし、髪はロングじゃなくてボブにしてできる余白がいいかな、とか全体を考えるとモチーフが同じだと近しいものになるのは仕方ない。被告側は模倣と立証するためにどんな証拠を提出したか興味がありますね。
▲125 ▼17
=+=+=+=+=
全身を見たら確かに構図が似ていると思ってしまった。
若い女性をモチーフにすることは多いだろうし、アップではそう思わなかったが、普通に座るとこのようにスカートが広がらないこと、女性の顔立ちや髪型が似ていること、キャンバスサイズが同じ正方形なこと、などを考えると「似てる」と思う。
しかし似ているのと盗作は違う話でもある。スケッチなどではなく、この2人が一体何を資料として描いたのか。顔のモデルは誰なのか。そういったところがわかれば、クリアになったのでは。
自分で撮影した写真があったりしたら問題なさそうだけど。 写真撮影の場合、スカートをこうするにはかなり意図的に作らないといけないだけに、なぜそうなった(そうした)のかを2作家に聞いてみたい。
▲39 ▼2
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似ていないと言う方が多いんですね。人の感じ方はそれぞれですね。私は似ている、構図を真似たと言われても納得だと思いました。女性の首の傾げ方、髪眉耳脚、服、座った場所の線、花、元の絵のアイデアが散りばめられているように思えます。そのせいかどこかチグハグに感じられます。梅原画伯の他の絵を検索すると、インド系か着物の女性が出てきて似たような女性の絵が出てこないので、この絵は突然のような気がします。国司画伯の絵は世界観が統一、完成されておりすてきです。いづれにせよ、模倣されたと「騒ぐ」という言い方は極めて失礼だと思います。
▲31 ▼1
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正直、私は全体図を見て似てると思いました。 私は絵をみたりするのは好きですが、自分では描けないので塗り絵をして楽しんでいます。それで思ったのが少女の塗り絵をそれぞれが、背景を描き足して好きな色を塗ったら、出来上がったみたいだなと思いました。全くの素人の勘違いな意見で申し訳ないです。インスタ等でネットで子供向けのキャラクター塗り絵も、大人が本気でホラー風や有名な絵画風に仕上げているのを見てそんな感じに思えました。 似てるけど盗作は大袈裟かなと私は思いました。
▲53 ▼8
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20年前の絵でてことだから似てるねてあり得ることだと思う、せめて詳細に書かれてるほうが先なら盗作がとかも言えなくもないけどそれででも全く同じコピー絵や数年前に描いた絵でもない限り美術絵なら大体の要素は出尽くしてるからその絵が綺麗とかどうかでおおらかに受け入れてほしいかな?
▲2 ▼2
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よくある普通に上半身…かと。 でも確かに角度みたいなもの、輪郭はよく似てる。 しかし もしモチーフが同じものを使ったとして、これほどに手法が違えばそれは盗作と言えるのだろうか? しかしモチーフ自体が個人のひらめきから出たものだとしたら、輪郭だけでも盗作になるのか?
よくわからないけれど、モチーフを見てそれからヒントを得たのかかどうか本人すら覚えてないレベルのよくある構図だとは思う。 反面、比率的なものや角度まで同じなら参考にしたと思わせるものはある。 でも活動の機会を奪うまでに断定するレベルかと言われると違う。
▲43 ▼16
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絵が似ているというよりも、構図が似ているというのは普通にあることなので、自分の盗作だと騒ぐ方がいなければ問題が生じない話しだね。 要は「自分の作品の盗作だ」という画家の権利を尊重すべきかどうかだからね。 描いた作品を発表するときは、画像検索を行って類似性のある作品があって、過去にその作品を目にしている可能性がある場合には、その作家に確認を取るようにしないと、昔どこかでチラッと見て記憶にも残っていない物に似てしまうというのは有りそうだね。
▲56 ▼8
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自分は絵を仕事にしていますが、 先に絵を描いた作者が、「自分の絵と似ている」と訴えたくなる気持ち、周りの描き手が村八分にする気持ちはよくわかりました。
コメントでモナリザなど持ち出されてる方はバストアップの画像のみで全身をご覧になっていない方も多いかな?と思いましたが、
・モデルのヘアスタイル、眉の形など印象がよく似ている
・服の肩紐の形は結構特徴的な形だと思うのですが、これもよく似ており、過去に描かれた作品はコーディネートとして自然だけれど、新しく描かれた方は、不思議な洋服に見える。袖の描き方も少し平面的で、元後の類似を指摘されないように長袖にしたようにも考えられそう。スカートの描き方もそう。
とはいえ著作権的にアウトにするのは難しいなと思う(構図に著作権はないので)ので、該当策を受賞させない、作者に注意する、など、もう少し違う方法をとれれば良かったのかもしれません。
▲28 ▼14
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私は絵画を見るのは好きだが、単なる素人。だが、素人目にも、この二つの絵が似ているとは全く思わず、ましてや盗作などと言う感想は沸いてこない。 現代ならAIを使って、職業画家の描いた膨大な絵画から、構図の類似性が高い数多くの作品を抽出することができるだろう。 それらの絵画が盗作と言えるか、専門家の意見を聞いてみたい。
▲19 ▼10
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この記事の表に出てる画像だけだと無茶いうなってなると思いますが、実際の2枚の絵は特徴的なスカートが似ています。 形だけで模様とかは全然違うじゃん、となると思いますが、絵に必要なのは作画技術だけではなく、ハッと目を惹かせる要因としてフォルムや配置というものが占める割合はものすごく大きいのです。 といっても、こういう訴えで実際にお金を取ることは相当難しいです。たとえ真っ黒でもほとんど不可能に近い。だからなぜ20年も前の絵で、しかもこの類似性で厳しい判断をされたのかなと思って調べてみると、元の絵は大賞を取っていて、この男性画家は審査員だったそうですね。100%絵を見ているから、というのが後押ししたのでしょう。 男性画家に悪意があったかはわかりません。揶揄するわけではなくご高齢ですし、いろいろな判断力や記憶力が落ちている可能性もあり無意識の可能性もかなり高い。 協会の初手の対応が悪いと思います。
▲15 ▼1
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う~む、確かに似ている。似ているが、似て非なるモノとも言える。たまたま構図が似る事も起こり得る。記憶の何処かで見た覚えが有っても、完全に物真似とは言えない。丸々同じではないし、まあ色を変えただけと言えば言えなくもないし、正直同じような構図の絵は世の中に沢山あると思う。
▲1 ▼2
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よほど個性的なポーズでもないなら、座ってすました顔の人物描けって言われたらこうなるんだろうね。 この絵のどっちもどこが良いとかは全然分からないし、上手いか下手かも全く判断できないけど、わざわざ盗作するほどの構図じゃないよね。 20年前に描いた後輩さんの作品も、探せば同じような作品が幾らでもありそう。
▲11 ▼6
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この記事を読んで、改めて日本美術界の古い体質の弊害を見た気がしました。 自分は趣味で油絵を描いていて、地元の美術団体の会友ですが、高齢化が進んでいて50代の自分が「若手」扱いされる始末です。これはどこの団体も同じで、若手のなり手がいないのが実情なんです。 美大を卒業したばかりのような若手に、美術団体への魅力を感じさせない理由の一つが、いわゆる「コネ」と「派閥」の渦巻く古い体質があります。団体の主催する展示会で入賞するには偉い先生へのコネと派閥に入る必要があり、こうしたことが団体の旧態依然とした体質をいつまでも引きずる結果となり、今回の裁判でも負の力の働き具合がよく分かります。 若手を育てる良質な美術団体を作るには、そうした体質の思い切った改革が急がれると思います。
▲219 ▼9
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私の師匠が美術団体に所属していた頃、新作を出した次の回の展覧会に必ずそっくりな作品を出し、さも自分の方が先に構想を考えていたと言い張る作家がいて辟易したという話を聞きました。私も6月に個展をやりますが、画廊さんからはあまり早くに告知ハガキを撒くのは良くないらしい。同じ技法で絵を描いて自分の方が先に手掛けてきたと言い出す人が出てくるので・・・ということなんだそう。
▲39 ▼1
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偶然に似てしまうって、それはあり得るよね。それだけを持って盗作みたいな扱いはダメでしょうね。
AIが作る絵や音楽の著作権も問題になるけど、著作権の判定って難しいですね。
音楽だって、普通の人よりもはるかに音楽に造詣がある人が作曲家や作詞家になって、オリジナルを作るだろうけど、どことなく似ているフレーズやメロディが出ない方が不思議だと思うんだよね。
▲38 ▼8
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素人に女性の絵を複数並べて同じ作者の作品はどれだ?って問われたら、この2点を選びそうな気はする。顔だけ見れば共通部分も感じる。しかし模倣でなくても同様のケースは珍しいことでないでしょう。富士山だけでなく浮世絵の女性など似てる作品は多い。風景や人物はテーマにされやすく、過去に見た記憶がどこかには残ってるから、画風の違いだけになることもあるでしょう。 構図に共通点を感じるからダメという評価が良くないでしょう。あきらかな模倣でないかぎり、作者が絵に込めた意図や伝わってくるものを尊重しないと。 それにしても芸術評価は難しいね。スポーツと違い点数や勝ち負けで判断できない。美術も音楽もプロ領域だとテクニックに大差ないし、表現といっても感じ方はそれぞれ。最終的にはブランドなのかね。
▲4 ▼8
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この2つの作品はよく似ている。と言わざるをえない。 まず、構図これは誰しもが似てると思うだろう。
問題は主題だ。 これらの絵の主題は何気ない少女に内包する感情だ。横山大観の無我にも似た手法でこれらの内面が暗示されている。 梅原氏の絵は現在の未成熟な無表情の中の少女に内包する、女性としての喜怒哀楽の感情を能面を使う事で暗示的に描いている。 國司氏の絵は発表会の緊張と喜びの感情を画面外の大人の喜びを暗示させる事で描いている。
両作品とも何気ないポーズの無表情の少女の内面を直接描く事無く暗示的に描いているのだ。 物理的な技法は違うが、主題と構図がよく似ている。と言わざるをえない。
黒に近いグレーに私には見える。
▲15 ▼10
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柴崎さんとかYouTubeで非常に人気になっている画家さんもいるし、協力者を見つけてそちら方面で活動するのもアリだと思う。
確かに似たような構図で盗作したかどうかは判断できないが、アウトと断定できる様な似方ではないのだから勝訴は当然。
▲8 ▼6
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確かに上半身だけで見るとぱっと見、似てない気もするけど!全体で見るとびっくりするくらい似てると思う。 スカート全体の形、首をかしげた顔の輪郭や角度、髪の毛の流れる方向等々。 特にスカートは輪郭だけ真似て、あからさますぎないように裾を変えたようにしか見えない。 だって、柄から見たスカートの広がりと布の流れがおかしいもの。 ふんわりしてるようにも人の形に添って流してもいない、とても平面的な柄。 台に座った少女の体の形がまったく見えない。
▲30 ▼7
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これを盗作と言われたらたまったモンではない。構図が似ていると言ってもオーソドックスな肖像画の構図で盗作とは言えないし絵画の価値は表現そのものであるべきだと思う。アイデアが同じであったとしても芸術においてはそれが作品の価値を決める要素の重要なものではない。あくまで表現の内容とその表現の与える力で評価すべきだ。そっくりに描いた場合はサインを持って盗作か否かを判断し自身のサインならば作品そのもので優れた者だけが歴史によって残される。場合によっては古典のように全く同じ構図と表現で両方の作品が名作として残る場合もあるのだから音楽のように複製されることを前提とした作品の場合は著作権云々で争われる正当性があるが絵画の場合はそっくりでもそれぞれを別個の作品として評価すべきだと思う。悪意が無い場合はそれでいいと思う。
▲0 ▼1
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閉鎖社会(リーダーや幹部が固定化している。構成員の新陳代謝が少ない。)では、恣意的な運営や派閥抗争が起きやすい。 スポーツ団体と違い、競技結果という客観的な評価基準がない絵画団体では、一部の有力者・有力な派閥が仕切っていることが多いようです。 ちなみに、絵画団体の由来を調べると、既存の団体の運営に我慢できなくなった画家か、新たな団体を作ったという例がたくさんあります。
▲70 ▼3
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素人ですが、すごく似ているように思うんですよね。構図がということではなく、 今どきみないバサッと広がるおかっぱ、真ん中にある眉山、一般よりデカ目な右耳、位置も高め、片耳だけ出してる、同じような首と肩、無駄にでかいスカート、を広げたまま座る座り方(普通はお尻の下にしまい込んで座る)、半開きの足、ふくらはぎに肉付きなし、
1つ1つ選択肢もたくさんある中で、これだけ同じ選択肢を掛け合わせるのは、頭の中に先に出されていた作品があったからだと思います。
▲122 ▼81
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「ためしてガッテン」でやってたが、素人が美術展を楽しむには「出品中の中から1点もらえるとするとどれが良いか?」と探すのだそうです そうすると左の絵は発表会に行く前に晴れ姿を見せに来た孫娘感があっていいなと思う
▲20 ▼15
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「偶然似ているだけで処分するのはおかしい」との判断は当然である。記事にある比較画像では処分するほどの悪意の真似は感じられない。これだけで処分したのは他の公開できない意図があってのことだろう。やな世界である。でも、気になる類似性は確かにある。髪の広がり方の不自然さが同じである。特別なヘアメイクでできるのかもしれないけど、漫画的デフォルメの様に広がってる。作風が違うのに、デフォルメパターンが同一なのが気にはなる。
▲20 ▼6
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2枚の絵は似ていると思った。どうしてそう感じたのか考えてみると、女性の髪型と服装が似ているからだろう。絵全体を見ると、特にスカートの形が似過ぎている。
だが、両方の絵ともにモデルを描いているのではないだろうか。
判決は、〈他人の作品を基にしなかったにもかかわらず結果的に同作品に類似する作品を制作した〉という。 他人の作品を基にしたかどうかが重要ということだが、服装と髪型の指定なくモデルを描いたとのだとすれば、〈他人の作品を基にしなかった〉のだと思う。 名誉毀損の主張、立証構造と同様に、被告の側がそうではない証拠を提出できなかったのだとすれば、判決はそうなるのだろうが、このスカートのこの形が偶然重なるというのは珍しい感じはする。
▲35 ▼16
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私は長年、絵を描いて売っていますが、この手の〜展の連中とは一切関わらないようにしています。公募なんかも、応募しようと思ったことすら無い。 画壇の連中は、作品や作家に権威付けをすることで自分達の作品の売り値を維持するというシステムにすがりついている人達です。美術年鑑という本がありますが、あれも、そのシステムを維持するための本。「この作家は1号いくら」と金を払って本に載せて、権威付けをしているわけですが、何の意味もありません。そもそも作品の価値は大きさと何の関係も無い。 いわゆる画壇にいる「大先生」達は、弟子が作品を安く売ると怒ります。価格を維持出来なくなるからです。そして、受賞歴が無く師匠がいないような画家の作品には何の価値も無いという価値観を大衆か持ち続けるようにコントロールします。全てが古臭く、保身しか考えておらず、どこぞの政治家連中のような人達。
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似ているかどうかで言えば、並べたら似ているが、別々に見たら想起するとは思わない程度の類似だろうなと思わないでもない。
ちょっと気になるのは記事の言葉の使い方かな。
「後輩の女性画家が〜騒ぎ出した」の部分。 盗作のレッテルを貼られた側の復権記事なので、そちら目線の記事なのは仕方ないとしても、他者を攻撃しても良いかと言えば違う。 作品が似てると思ったなら似てると言う権利はあるし、個人的には2つの作品に類似点はあるとは思う。 「主張し出した」ぐらいなら大丈夫と思うが、「騒ぐ」は言葉が過ぎるのでは。
仮に、あなたが知らないだけで「騒ぐ」と言って差し支えない程の言葉でギャーギャー主張していたんですよ、という話だったとしても… 今回の判決に相手の画家が含まれない以上、攻撃は違うかなと思います。
▲196 ▼74
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似たものは絵画だけではなく、デザイン、イラスト、 造形、マンガも同じ事が起きている。最近、自画像をSNSに載せた外国人がいたが、AIで作成したものがジブリ風になって物議を呼んだが、今のところAIで作成しているから、真似ではないと言われているが、ジブリ側もはっきりしたコメントをしていない。 本当は世間をみて判決を下すのはあってはならないが、今回の裁判は、このAIによる自画像の作成が判決に左右されたと思われます。
▲5 ▼6
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高校の美術の先生が言っていたが何か絵を描く時、元になるものの構図やイラストに付け足して自分の絵にしていくと。描きこめ!とよく言っていた。そうしていくことで模倣を防げると。美大では模倣について解説する授業もあると聞いた。 これは美術を学んだ人にしか詳しくはわからない世界ですね。
▲32 ▼7
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展覧会が好きでよく観に行くが、人物画なんてよく似たものが大半であり、よくこれで盗作だと会が認定したものだとビックリせざるを得ない おそらくそんなことはプロの画家の皆さんなら誰でも百も承知であろうから、 この被害者である高名な画家には、気の毒と言わざるを得ない。
▲45 ▼18
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以前に同じ構図や描き方で使われている全体のメインの色が違うから盗作ではない、コラボレーションだったと言い訳した事件があった。あれぐらい似てたらどうなんだろうとは思うし、別作品をトレスしてないかと素人でも見てしまうほど似ているかと言えば微妙だと思う。
ただこれを盗作としたら誰も似た構図では絵が描けなくなると思うよ、例えばマンガだと動きの瞬間があるから、それが1コマでも過去・有名のマンガに似てるとダメと言ってる様なもの。マンガを右から左に読むからキャラを見せる構図の取り方もどうしても似てしまう。それがダメならトゥーン系マンガみたいな奥行きの無い紙芝居画になるよ、キャラが左右どちらか向いてるしかないマンガばかりになる。
特に肩書きや地位の処分をしなくても何らかを受賞させなければ良かっただけだと思う。
▲3 ▼4
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似てると言えば似てますが、このモチーフにそこまでの独創性があるのかは疑問です。真似たくなるほどの独創性なんですかね。その院展で評価されるほどのスゴさのポイントが両作品とも同じであれば模倣かもしれませんが、違うところを評価できるのであれば一般的な題材がゆえの偶然かもしれません。 何をもって盗作とするかが曖昧なために起きたトラブルですが、明確な線引きは無理でしょうね。過去の膨大な作品群から偶然の模倣がないかをチェックすることなどできないでしょうし、一度見た作品が無意識下で影響与える可能性まで考えると「性善説」でいくしかないのでは。トレースのような言い逃れできない模倣を弾くまでが限界かと。 とは言え真似され放題も困るわけで。作品のオリジナリティがモチーフなのか技法なのか、そういうところはハッキリさせた方がいいですね。
▲11 ▼6
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一般的に「盗む」という定義が成立するのは、それが既に特定の誰かに帰属するからだ。 確かに作品としては全体の構図という点においてのみ類似している。では全体構図が前の画家に帰属するほどに特徴を有するかというと…「平凡」と感じるのが一般的な感覚だと思う。 この画家の方が特定の画家に対して何回も同様のことを行なっている等であれば意図的かもしれないが、特にそういったことは情報にない。となれば、世界に無限にある作品で平凡な全体構図のみ類似することなんていくらでもあるだろう。 あまりにも閉鎖的、あまりにも論理性に欠ける。 正直な感想として画家生命が絶たれるほどの悪質性があるとは思えない。処罰に段階を踏む、意図的な類似に対して基準を設けるなど、それなりに世の道理に沿ってほしい。
▲10 ▼5
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画像にない全体像で見るとスカートの広がりで似ている感じが増すね。でも背景等全く違うし、構図と題材は一般的なものなので問題ないと思う。(芸術に一般的とかよくある構図とか言うのもどうかと思うけど) AI生成絵の問題もあるから整理しとかないとややこしくなりそうですね。
▲12 ▼0
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全体見たなら、顔だけで無くスカートの広がり方、足の並びの書き方など全体に似ている。ただ似ているだけで法的にコピーや盗作とまでは言えないかなと思います。ただ、描かれた若い女性が歌手でコンサート後の少し高揚した感じを描いているなどの精神性が同じなので院としては盗作としたのも理解できる点です。個人的には國司華子氏の「発・表・会」は斬新でコンテンポラリーアート的な要素もあり素晴らしい作品かと思います。コピーで無くてもインスパイアされたかもしれないかなーと思ってしまいますね。
▲3 ▼2
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確かに構図は酷似しているが、技法や表情はまるで違う。 梅原氏が言うように誰が描いても富士山は同じような構図になる。 ただ私としては「発・表・会」の方が技法や表情は好きだけど、それは個人の好みの問題。 余程、革新的な構図ならば、それを真似れば着想の盗用という事になるのかもしれないが、このポーズはごく一般的で國司氏の発明ではないのは誰の目にも明らかだ。梅原氏がもし盗用していたなら、せめて左右を入れ替えるなどの”技”を使いそうなものだ。 國司氏の絵も良い絵なのだから、いくら構図が瓜二つでも技法が違う、モデルの表情も良く描けている、そういう所に自信を持って鷹揚に構えていれば良かったのになと少し残念な気がするが、渦中の人になってしまうと、中々そうもいかないんでしょうね。 結局、院展が冷静に専門家の眼力を発揮せず、拙速な判断を下したのが良くなかったの一言に尽きる
▲8 ▼6
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下書きの絵はあまり証拠にならないような…同じような構図のモデルの写真があるなら証拠になると思うけど。同じ画壇の作品ならネタ探しの為に過去の画集を読み漁った時にふと目に止まって参考にしてしまったんじゃ無いかなぁ。トレースと言うよりは大まかな雰囲気を参考にしている感じ。
▲15 ▼6
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似てる。大きなところで言えば、女性で座って向きや、髪型とかかな?服も肩ひも?の形も似てるし、絵の表現の仕方は違うけど、同じ物を描いた様にも見える。 良いな?と思った作品を自分も描いたのかな?と思ってしまう。昔から上手な絵を手本にして描く事ってあるし… ただ、訴えられたくないなら、最初に描いた人の絵に似てない物を描くべきだったと思う。 最近は、似た物を描いただけでパクリとか言われやすいし、SNSでも叩かれる。最初から違う絵描けば良かったのに…。
▲12 ▼8
=+=+=+=+=
画像全体を見るとフレア状のスカートの女性が座っている構図が印象的。おそらく訴えている方は、そこを指摘しているのだろうと思うけど、バレリーナ(=フレア状のスカート)を描いた絵画なんて昔からあるし、似た構図(女性・フレア)は出てきそうなので、訴えている方の独創的な発想ではない気がします。
▲60 ▼14
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特別に凝った構図なら分かるが、こんな有りがちな構図で盗撮とは? 訴えた女性画家が院展の偉い人と同門とかで繋がりが有ったのか? あるいは、この男性画家を快く思ってない人が院展側に居たとか、色々と穿った見方をしてしまいます。 昔から美術や芸術の世界は権威主義的な傾向があるなと改めて思います。
▲154 ▼12
=+=+=+=+=
自分にそっくりな人が3人いると言われてるぐらいだから、絵の構図が奇跡的にそっくでもありえる。むしろ、絵が似てるだけってだけで真似てないのに真似たと言われる方が問題なきが…だったら、きちんと証明できる証拠(絵を書いている時その人も近くにいたとか、よく見にきていた形跡とか?)欲しいよね。言葉が1番な凶器な気がする…。
▲17 ▼2
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個人的には右の作品の方が好きだが、ポートレートならこんな構図腐るほどありますよ。むしろ一番王道というかスタンダードすぎて「私の絵に似ているわ」なんて恥ずかしくて言えない。 似ているとすれば頭部全体の三角形部分と濃い色で描かれた服のくらいで、背景を含めたその他には何の類似性も感じない。顔も全く違う。 強いていうと女性の右耳にかかる髪の毛の表現も似ているように見えるけど、こういったショートやボブの女性の髪の場合は、髪を綺麗に耳にかけるのではなく、敢えてぼかしたり乱れたように描くことで髪の毛の柔らかさを表現する際によく使われる手法。 たしかに盗作はいけないことなんけど、この件に関してはあまりにもこじ付け感が凄すぎて違和感がある。
▲5 ▼6
=+=+=+=+=
構図自体には著作権がなくてもタイトルとセットで考えるとグレーな作品だと思います。先に描かれたとされる作品はポージングも自然で作品全体のイメージとタイトルが合っています。一方で、似ていると批判された作品はポージングを含めて不自然な構図な上に全体のイメージとタイトルが合っていない印象を受けます。
▲46 ▼57
=+=+=+=+=
椅子に座る女性の絵と言うのは本当に良くあるし、絵に携わった事がある人ならば、この構図は習作などで必ず一度は描いたことがあると思う。 モデルの女性は年ごろが似てて顔もある程度整ってるけど、ただそれだけ。よく見ると違う人だとわかるし、AKBのメンバーよりも判別がつきやすいと思う。 タッチも全然違うのに、似てるとか言いがかり付けられてたら絵なんて出展できなくなる。過去から今に至るまで、どれほどの絵が展示されてると思ってるんだろう。 純粋な絵に対する異論ではなく、人間的な背景が絡んでるんじゃないかと勘繰りたくなる。
▲5 ▼4
=+=+=+=+=
富士山を描いてくださいと言われたら、だいたい皆同じ構図になるよ。 漫画のイラスト画も同じような構図が沢山あるけど、そんなものって感じで何も問題視はされていない。 明らかに意図的に他人の絵をトレースしてるような場合を覗いては、似たような構図になってしまうのは仕方ないと思います。
▲0 ▼4
=+=+=+=+=
日本美術院側が恥ずべきことをしたと認識するべきだろうし、著作権をいろいろ侵害した行為も改めた方がいい。 絵画に対する著作権は、絵を描いた本人が持つ。元ネタとされる國司さん本人またはその絵画の著作権保持をしている人が、梅原さんの絵の酷似性を訴えた裁判で、というならまだ話はわかる。 著作権を持たない(※展示会の都合、一部の権利は主催者が握ることにはなっているが)第三者である日本美術院側が、過去の他者作品と似ているという理由だけで梅原さんを処分したのは、國司さん側に対しても権利侵害をしている。 梅原さんは、この判決を受けて堂々としてほしい。
▲5 ▼0
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デザインだと、このくらい形が似ていたら、確かに盗作疑惑が出てきてもおかしくないくらいに、似通ってるところはあるなとは思いました。
でも、これはどちらも割と写実的に描写した絵画で、どちらもスカートをはいた女性で、同じような髪型なら、そりゃ似るよね。
似た模様のネコを正面から写実的に描いたら、絵も似るよね・・・みたいな。
そもそもの、被写体が人間で、女性、スカート、更に似た髪型だと、そりゃ絵も似てしまうでしょう。
肖像画だったら、大体似てるよね?みたいな・・ そういうことなのかな?と思いました。
形から新たな物を生み出した作品で、このくらい似てたら、アウトになるだろうけど、被写体が似てたら仕方ない。
りんご描いたら、大体みな、似てるみたいな・・ (影の角度が偶然にも一致したら、それも盗作なのか?)
そんなんで盗作言われるなら、写実的な絵ほど、描けなくなっちゃいますね(¯―¯٥)
▲7 ▼3
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人物の絵など昔から描かれてきて、どのような構図も描き尽くされてきているでしょう。 被らない方がむしろ違和感があると思いますよ。 「公益財団法人日本美術院」、「公益財団法人」とのことですので、行政庁から公益認定を受けて税制上などで優遇措置の取られている組織です。 そのような組織の暴走なので、民事の裁判で終わらせず、行政庁としても公益認定の取り消しを示唆するくらいの牽制をするべきではないでしょうか。
▲17 ▼2
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絵のことはよくわからない素人なんですが、シンプルな構図や、モデルだからこその『似ている』なんでしょうね。 これを盗作だと言われたら、原画の人の絵だって誰かがどこかで描いてる可能性もありますよね。小学生あたりが描いててもおかしくない構図です。
▲5 ▼1
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昨年度の参観日の版画でこんな作品を見たし、私と姉が同じ写真屋で撮った七五三の写真はきょうだいで学年は違うが似たような着物を着て同じポーズをしている
この2つの作品だけでなく似たような作品は沢山あるが、それぞれに個性は出ている 本当の盗作は服や背景まで類似しているからこれらを盗作と呼ぶには厳しいでしょう むしろ違いを見いだせなかった院展の審美眼に問題があるように思える
▲3 ▼0
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日本美術院の関係者から「なんで裁判を起こしたんだ」と批判され続けたとのこと
被害を訴えることを認めず、批判し攻撃する
なんて愚かで醜いのだろうか 日本美術院関係者からみれば、正当な判断であるという立場だろうから仕方ない感情かもしれないが、相手の立場で考えれば己の行いに誤りがないのかどうか気づかなかったのだろうか、、、様々な立場で心がどう動くのか気をつけたい
▲5 ▼1
=+=+=+=+=
専門家ではないので判決に意見する気はありませんが、似てると思う人の気持ちはわかる。 全体像が似ているという話が出ているので見ましたが、確かに似てはいる。 街中を見渡しても、座っただけでこんなにスカートが広がる人はいません。 パニエなら中に布が幾層にも詰まっているはずだし、チュールスカートなら広げたとしても体の線がくっきり見える。黄色い方の絵は普通の布スカートをテーブルの上にわざと広げた感じがするし、太ももから膝までの奥行があるので有り得なくはない。 上の服とコーディネートが合わないのも不思議な感じがするから、余計に注目されてしまったのでしょうね。
▲81 ▼78
=+=+=+=+=
スカートの広がる様子は似ているがそれだけで、絵全体からうける印象はかなり異なる。スカートの広がりは先輩/後輩ということでこの流派の癖なのかもしれない。 どちらにせよ、これを盗作としたら、世の中に盗作が溢れかえる。
それにしても、相変わらず日本の賠償金は少なすぎる。 元の請求の550万円でも受けた被害を考えると少ないのに、そこから減額されてとてもではないが被害の補填には程遠い。
▲12 ▼8
=+=+=+=+=
盗作かどうかはわからないけど、先の画製作者から見れば、『“重鎮”が同じ構図で描いたらコッチの立場がないやん…。』って事でしょうかね。
意外だったのが、盗作疑惑があるだけで画家の絵が売れなくなるんですね。 絵の価値って、画家の価値なんですかね? 絵自体が気に入って好きになる(購入)んじゃないのと思いました。
▲104 ▼6
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人間の記憶なんて曖昧で、どこかで見聞きしたものを見聞きした記憶が失われて、自分の閃きだと思ってしまう事がある。 今回のケースがそうなのかはわからないが、そういった事が起きる可能性は常にある。なにしろ後発になればなるほど、独自の発案だったとしても似ているものが出やすい。
少しズレるけど、近年のマンガ読者がよく言う「タツキっぽい」と言うのもそうなのかなと。私はそのタツキさんの漫画を読んだ事がないので、どういったものかわからない。 ただ、それを読んだ事がない私が描いたものが、似ていたとしても「タツキっぽい」と評価されてしまうのでしょう。
私が読んだ事ないと訴えても、嘘か真実かで言えば嘘と決めつけたがる人が多数出るでしょう。
▲7 ▼0
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この盗作って言われる作品て ホント難しいところですよね 自分が影響を受けた 音楽や絵 アート作品 本人が好きな物なんやし その人が創る作品は おのずと似通った物になり得ますよね どこからが盗作になるのか 今ここから 全く新しい物を生み出すなんて至難の技レベルやないですか?まぁそれを生み出すことが出来るのが天才と言われる人なんですかね
▲1 ▼0
=+=+=+=+=
確かに似てるけど、フレアスカート履いた座っている女性を描いたら皆こんな感じになりそう。 盗作するほど画期的な構図でもない。 でも後輩画家が似てる!ってなってしまうのは分かるぐらいには似てはいる。 個人的には後輩画家さんの方が素敵に見える。 疑われた方の絵の服が趣味悪って思った。 わざわざ盗作してそれより下の絵は描かないと思うので盗作ではなさそう。
▲4 ▼10
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単純な構図の絵ほどよく似ているといわゆるだろうね。大抵、女の子を絵を描いたら偶然ということもあるだろうね。
有名な話だと、2021年の東京オリンピックの最初に決定したロゴがアルファベットの T をモチーフの単純なものだったので、他の国の似たようなデザインをしたデザイナーに模倣だとか言われたことはあったね。
▲1 ▼0
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因習の深い闇。それは自由な芸術表現を妨げる。権威や権力、古い制約を糾弾し、人間の可能性を追求するのが芸術の真価だ。美術界の闇、病みは深い。ネットでの自由自在の発信で新しい表現に挑戦してほしい。
▲0 ▼0
=+=+=+=+=
20年前とはいえ、同じ展覧会で使用した絵でしょ。似てたって本人以外気づかなかったのかって感じ。
自分の作品にはこだわるけど、他人の作品はどうでもいいやって感じで見てたのかな? せめて実行委員会とかは過去の作品とかはチェックして、似たものがあれば展示する前に話し合いがあってもいい様な気がする。
▲4 ▼3
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私は画家でも何でもないが、自分の描いた絵が他人の絵と偶然によく似ている という事は、あり得ないと思う。細部の所作や色彩の取り合わせに違いがある にせよ、基本の構図、視点、意図する処が酷似していれば、盗作とまでは断定 できないにせよ、明らかに影響を受け、描き方を参照し、模倣の領域にまで 意図的に踏み込んでいると言わざるをえない。そうでなければ、プロの画家が すでに大家として名を成している人物に対して、贋作擬きであると提訴する事 などあり得ない。芸術家として双方に命に等しい名誉の問題が係わってくるのであるから。告訴するなどと云う事は、少々の疑惑、不信感程度で成されるものではない。素人目で観ても、双方の作品は、ハッ!とするほど酷似している
▲20 ▼28
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一つ言えることは、やはり最初に誰もが描かないものを描いた人は偉人ということだな。 そして、後世になるほど誰かが書いたものが続きまくってネタが尽きてきた中、今新たに世に誰もが出さないものを出した人は認められるまでは長いだろうけど確立できた人もすごい。
ちなみに、似た絵といえば東京オリンパスのときは最初のなんかのデザインは盗作疑惑があがってボロカス叩かれてたね やはり人の潜在意識というのはすごい
▲0 ▼1
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よく分からないけれど、こういう場合、ドラマとかだと「自分が描いた絵に酷似している」と騒ぎ出した後輩の女性画家さんの方が煙たがられそうだよね。今回の原告が、40年以上活動し日本美術院に所属する会員の中でも最高ランクの「同人」に名を連ねる日本画家さんだと尚更。理事会はそっちを守りそうなものなのにね(驚)
まぁ、なんにせよ、音楽にしてもそうだけれど、数多の作品があるわけだから、多かれ少なかれ似通っている部分があるのは致し方ないのかなとも思う
▲57 ▼5
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絵画でもデザインでも音楽でも、殆ど大体は、その人が見てきた聞いてきたものに少なからず影響して作り上げられると思う。ずーっと昔からそうだろう。全くのオリジナルなんて無い。探せばどこかに似たようなものはあるだろう。「20年前の私の作品に似ている!」とかでアウトだと、芸術家、アーティストは、何もできなくなる。過去の作品をベースにした新しい素晴らしいモノが生まれなくなる。大体、ここに出ている2枚の絵画、確かに似ている。でも、だから何も?似ていてもよくないか?
▲17 ▼2
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著作権の侵害判断は難しい面がある。
著作権の侵害とされるには、①類似性と②依拠性の両方の要素を満たす必要があるとされ、①先行作品に似ており、尚且つ、②先行作品を参考にしていた場合に侵害とされる。
一方で、特許など工業所有権においては、②依拠性は要件とされておらず、その点で著作権よりも侵害判断が容易となる。その為、メーカーは製品開発前に、他社による先行特許を調査する流れが一般的となっている。
疑わしきは罰されるという日本文化を鑑みると、創作活動においても、事前準備として先行類似品を調査することも一案と言えるのでは。
そして、昨今のAI技術の進展も踏まえると、AIを駆使すれば網羅的な先行類似品調査も容易になり得ると期待されるし、万一類似品がある場合は、類似性を回避する代替案提示をAIに求めるなどする工夫が、労力を抑えつつ、争いを回避する為にもやはり求められている時代ではないだろうか。
▲18 ▼76
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構図でいえばよくある感じじゃないか思う。海外の作品も含めたら、似たような構図の絵なんて沢山あるんじゃないだろうか・・・。 絵の雰囲気とかタッチ、色使い、そういう部分が全然違うんだから、別に問題ないのではと思うけど、素人的な感覚とは違うって言われちゃうのかな。
これだけ作品があふれて、今後も増えていくんだから、美術品に限らず、漫画やアニメ、色んな作品・キャラクターも、多少被ることがあっても致し方ないだろと思う・・・。
▲5 ▼2
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正直リンク先に別途あるリンク先の絵全体を見ると、確かに髪型と服の基本的なデザインが一致していたり、特徴的なスカートのシルエットが似ていたり、絵全体のバランスが似ていると思います。 ただ、構図自体に奇抜さがあるかと言われると微妙なところ。 なにより画風が異なり過ぎます。 今回の件は「同じ院展」「後輩(作品に目を通せる明確な人間関係)」という点もポイントだったのでしょうが……どうなんでしょうね?
それにしても、一部の方のコメント欄を見てると業界の闇が深すぎますね…… この問題自体よりも、コメント欄の暴露内容の方がインパクト強すぎでした。
▲18 ▼0
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絵画のことはよくわからんけどこの絵の構図って人物画としてはありふれてるように見える。こんなので盗作にされたら他にも類似する絵が星の数ほどあるんじゃないかな。
▲267 ▼8
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>私は後輩画家が描いた絵のことは全く覚えていなかったし
この部分が気になります。 「全く知らなかった」というなら分かるけど、「覚えていなかった」ということは、見たことがあってその印象が残っていて構図に影響した、という可能性はないんでしょうか? 顔の雰囲気がとても似ているので、記憶のどこかにそれが残っていてのではという風にも見えます。 だとしたらもちろんわざとまねた訳ではないということにはなりますが、似た絵を描かれた本人の心情的には複雑だと思いますね…。
▲6 ▼1
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最初に上半身の比較の写真を見て記事を読んだので どこが盗作なの?と思ったけど、 確かに全体の構図を見ると似てると感じた。 スカートの開き、脚のポジションなどは 同じモデルを見ながら描いたみたいに見える。 ただ、これを盗作として厳しい処分をするのはどうかと思う。 美術界、美術展って、ただ芸術性を評価するだけではない闇みたいなものが透けて見える。
▲74 ▼12
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