( 287726 )  2025/05/02 04:53:22  
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台北市で開かれた国際政治経済フォーラムで演説する高市早苗氏=28日(西見由章撮影) 

 

支持率低迷が続く石破茂内閣が夏の参院選前後に退陣した場合、次期首相は誰になってほしいかを産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」が調査した結果、自民党の高市早苗前経済安保相が2位の自民党の小泉進次郎前環境相、3位の国民民主党の玉木雄一郎代表らに大差をつけてトップになったという記事が、産経ニュースで読まれている。 

 

その高市氏は4月29日、訪問中の台湾南部・高雄市で安倍晋三氏の銅像に献花した。銅像は2022年7月に銃撃されて亡くなった安倍氏を悼み、地域住民らの寄付で建立されたもので、高市氏は住民や関係者に謝意を示した。 

 

高市氏は、28日には台湾の頼清徳総統と台北市内で会談し、海洋覇権の動きを強める中国を念頭に置いた連携強化を確認した。 

 

5月上旬までの大型連休中には自民党の西村康稔元経済産業相も台湾を訪問する。西村氏や高市氏の訪台には、人脈の構築のほか、支持離れが顕著な保守層へアピールする狙いもありそうだ。 

 

高市氏と西村氏はそれぞれ4月22日と23日、春の例大祭が開かれていた東京・九段北の靖国神社に参拝した。例大祭の期間中、石破首相と閣僚の参拝はなかった。現職首相の参拝は2013年12月の安倍氏を最後に実現していない。 

 

安倍氏と親しかった自民党の萩生田光一元政調会長は昨年9月の総裁選で高市氏が1回目の投票で1位となりながら、決選投票で石破氏が逆転して勝利した展開を「反省」。夏の参院選前後の政局を見据え、自らが「保守の結節点」となる意欲を示している。 

 

 

 
 

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