( 287901 )  2025/05/03 03:22:10  
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日テレNEWS NNN 

 

菓子メーカーの「シャトレーゼ」が特定技能の在留資格を持つ外国人に休業手当を支払わなかったとして、出入国在留管理庁は改善命令を出しました。未払いの総額は、約4100万円にのぼるということです。 

 

入管庁から2日付で改善命令の行政処分を受けたのは、山梨県甲府市に本社がある菓子メーカー「シャトレーゼ」です。 

 

入管庁によりますと、シャトレーゼは、受け入れをした特定技能の在留資格を持つベトナム人の従業員に対し、会社側の都合でしばらくの期間働けなかったにもかかわらず、休業手当を支払っていなかったということです。 

 

シャトレーゼによりますと、2024年2月以降、新たな工場を稼働するため特定技能の在留資格を持つベトナム人従業員157人と雇用契約を結んだものの、工場の建設が当初の計画より遅れたため、すぐに働かせられない状況に陥り、一時的に給与を支払っていなかったということです。 

 

ベトナム人従業員らは、1か月から3か月程度働けない状況で、未払いだった手当の総額は約4100万円にのぼるとのことですが、シャトレーゼは未払い分の支払いはすでに済ませたとしています。 

 

入管庁は、約1か月後を期限に改善報告書の提出を求め、受け入れ機関としての基準を満たしているかどうか判断する方針です。 

 

入管庁の改善命令を受けてシャトレーゼは、「再発防止策を徹底して実行し、関係法令や特定技能制度の趣旨に則った体制づくりに取り組んでまいります。多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」などとコメントしています。 

 

 

 
 

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