( 287961 )  2025/05/03 04:33:34  
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れいわ新選組の大石晃子共同代表(左)とともに大阪市内で会見した椛田健吾氏 

 

 れいわ新選組が2日、7月の参院選大阪選挙区(改選数4)に、新人で介護福祉士の椛田(かばた)健吾氏(44)を擁立すると発表した。 

 

 大阪市内で、大石晃子共同代表(47)とともに会見した椛田氏は、大阪維新の会が構想し、2015年と2020年に住民投票が行われ2度とも否決された大阪都構想が政界を目指した契機になったとした。 

 

 椛田氏は「都構想が実現すれば福祉サービスなど住民へのサービスが低下することが明確であり、大阪都構想に反対するデモなどの活動に参加した。山本代表が大阪に来て、都構想に反対の街宣をやっていた。街宣を2時間聴いて衝撃を受けた。こんなに本気な政治家がいるんだ、と。本気で国民のことを考え、信念を曲げない。その姿勢に感銘を受けた」と、山本太郎代表(50)との出会いを振り返った。 

 

 2023年には、大阪市議選に立候補したが落選。その後、大石氏の私設秘書を務めている。「ここ大阪で維新政治を終わらせ、国のあり方を変える必要があるとの強い思いから、大石晃子事務所で活動をしてきました。今までの政治家が壊してきた国民生活を取り返す転換期。今のこの政治を変えたり、変えられるのはれいわ新選組だけ。れいわ新選組なら、その政策が実現できるという思いから、次の参議院選挙大阪選挙区から挑戦することを決意いたしました」と抱負を語った。 

 

 大石氏は、大阪選挙区での争点として「大阪で維新政治を続けるのか、もう終わるのかっていうのは大きな争点になろうかと思います。大阪だけではなくて兵庫県だったり全国でも、何でも民営化。人件費はカットが美徳であるみたいな政治のあり方の凝縮体が維新であり、大阪ですので、そこを出していく、住民の皆さんに呼びかけていきたい」と、日本維新の会への対抗心をあらわにした。 

 

 れいわは報道各社の世論調査の一部で、支持率の上昇が伝えられている。「大阪選挙区は4名。今まで維新・維新・自民・公明となっているんですけど、枠組みは絶対に崩したいなと考えています。一番本物は誰なんや、大阪を豊かに日本を豊かにするヤツは誰だっていうレースに対等に乗り込んでいけるようになったと私は考えていますので、勝てる選挙であると。勝ちにいくんだと、そのように考えております」と自信を見せた。 

 

 大石氏は、記者団からの「どの政党からの票を取っていきたいか」と問われ「維新ですかね」と回答した。「維新に期待して、無党派層の方はたくさん入れておられましたので、そうじゃなくて本物は誰なのっていう時に、無党派層の方に新たにれいわを知ってもらいたい。前回、れいわは約11万票ぐらいだった。11万を、当選ラインの60万にするということが目標。維新が前回、2人合わせて150万も取っていたものをかなり激減させられると思ってますので、そこらへんを財源と言いますか、維新のメッキが剥がれた部分を取る」と〝維新票〟の取り込みを狙う。 

 

(よろず~ニュース・杉田 康人) 

 

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