( 288941 )  2025/05/07 03:33:59  
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日テレNEWS NNN 

 

神奈川県横須賀市で乗用車が車8台に衝突し31歳の男が逮捕された事故で、その車に同乗し逃走していた男性が警察に出頭していたことが分かりました。 

 

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連休中に起きた“飲酒暴走事故”。事故の様子をとらえた映像には、車が赤信号にもかかわらず猛スピードで突っ込んでいき、歩行者が間一髪のところで車をよける瞬間もありました。 

 

5日、神奈川県横須賀市で乗用車が車8台に衝突し、8人がケガをした事故。突っ込んだ車の状態は衝撃を物語っていました。 

 

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その運転手は、酒気帯び運転の疑いで逮捕された野中雅仁容疑者(31)です。警察によりますと、野中容疑者から検出されたアルコールは、基準値のおよそ3倍でした。 

 

目撃者 

「逆に堂々としていた。やっちまったぜみたいな。開き直ってるような感じ。堂々とたばこ吸って、車に寄ったりこんな感じ」 

 

また、捜査関係者への取材で新たに、現場からそう遠くない横須賀市内で酒を飲み、車を運転していたとみられることも分かりました。 

 

野中容疑者の母親は「お酒にはほんとだらしなかった。被害に遭われた方には本当に申し訳ない。一生かけて被害に遭われた人に償ってほしい」と話しています。 

 

野中容疑者が運転する車は、まず、路線バスに衝突。そして、バックしようとした際に、後ろにいた車にぶつかります。その後、反対車線にはみ出して、複数台と衝突しながら走行し、元いた車線に戻り別の路線バスに衝突したところで、止まったということです。 

 

野中容疑者が運転する車は、最初に衝突してから、およそ250メートル走行していました。警察は、危険運転致傷の疑いも視野に捜査を進めています。 

 

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そして、野中容疑者が運転していた車には、同乗者の男性がいました。助手席から降りて来ると、ケガをしたのか足を引きずりながら現場から離れていきました。 

 

その後、行方が分からなくなりましたが5日午後10時すぎ、警察に出頭していたことが分かりました。警察の任意の調べでは、現場から立ち去った理由について「衝突した衝撃でパニックになった」と話しているということです。 

 

専門家によると、飲酒運転の同乗者は「酒気帯び運転同乗」の罪に問われる可能性があるということです。 

 

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元東京地検特捜部 若狭勝弁護士 

「それまで一緒に酒を飲んでいたとか、飲酒運転をしようとしてるのを同乗者が明確に認識しているのがポイント。相当酔っ払っていて、正常な運転ができないと分かって同乗していると、懲役3年以下または50万以下の罰金だと思います」 

 

警察は、同乗者の男性についても野中容疑者が酒気帯び状態と知りながら車に乗った疑いがあるなどとして任意で捜査しています。 

 

(5月6日放送『news zero』より) 

 

 

 
 

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