( 289324 )  2025/05/08 05:41:09  
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ゴールデンウィークが終わり、新入社員が退職代行を利用するケースが急増し、残業をストレス発散する企業も存在する。

退職理由は、やりがいや人間関係の問題が多い。

また、新入社員の離職が増える背景として、採用市場の変化や転職の容易さが挙げられる。

ストレス解消を支援する福利厚生制度を導入する企業もある。

また、早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は、GW後の離職が多い理由を解説している。

(要約)

( 289326 )  2025/05/08 05:41:09  
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FNNプライムオンライン 

 

ゴールデンウィークが終了し、本人に代わり退職の意思を会社に伝える「退職代行モームリ」には、新入社員からの依頼が殺到していた。一方、離職を止めるため、ストレス発散を支援する企業もあった。 

 

最大11連休のゴールデンウィークも終了。 

サラリーマンの街、東京・新橋では、ため息交じりの声が聞こえてきた。 

 

会社員: 

ブルーな気持ちで朝目覚めた。(昨夜)目覚まし時計をセットする時から、うわ〜やべぇみたいな…。モチベーションが下がった。 

 

7日から仕事再開だが、連休モードが抜けない人が少なくないようだ。 

 

そして、SNSでは「GW明け、新入社員がみんなそろっていて一安心」といった言葉の一方で、「GW明けをもちまして、会社の新入社員が1人辞めます」という悲痛な声も…。 

 

新入社員が、入社から1カ月ほどがたったゴールデンウィーク明けから離職するケースが急増するというのだ。 

 

転職活動中: 

(連休で)仕事からしばらく離れて家でダラダラすると、人のために動くのが面倒くさくなる。 

 

社会人11年目: 

過去には(考えたこと)ある。(連休中に)仕事が嫌だなと感じ、実家の福岡で転職しようと考えた。 

 

ゴールデンウィーク明けの現実は、こんなところにも…。 

 

本人に代わって退職の意思を会社に伝える「退職代行モームリ」には、新入社員からの依頼が殺到していた。 

 

7日の退職依頼件数は250件以上。 

人員を50人に増やして対応している。 

 

新入社員が退職する理由で一番多いのは「仕事にやりがいが持てない」。 

次に多いのは「ハラスメントを含めた人間関係」だという。 

 

退職代行モームリ・谷本慎二代表: 

GW中に今までの悩みがフラッシュバックして会社に行けない、辞めたいと思われる方が非常に多い。GW中で前年比138%で、かなり増えている。 

 

ある団体の調査によると、ゴールデンウィーク明けに離職が増える背景は、新卒採用の売り手市場。転職が容易になっているからだという。 

 

最初の会社はキャリアの踏み台と考え、スキルを積んだら転職する前提で入社するケースがあるというのだ。 

 

一方、離職を止めるため、ストレス発散を支援する企業も。 

 

東京・中央区にあるコンサルティング会社では、社員がストレス解消にあてたジムやフィットネス、エステ、カラオケなどの費用を1人1カ月2万円まで負担する新たな福利厚生制度を導入している。 

 

シーズアンドグロース株式会社・河本英之代表: 

「やりがい」と「働きやすさ」の両立が大事。優秀な方が長く働き続けることを考えたら、何かの不便があって辞めてしまわないように考えた制度。 

 

ゴールデンウィーク明けに増える新入社員の離職。 

 

早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は、その理由を「GW明けに退職者が多いのは、直前まで疲れ果てて辞める元気がなく、GWで少し回復し、辞めるエネルギー、決断するエネルギーが戻るから。本人が気をつけるべきことは、辞める前にきちんと相談する。人に頼ることを頑張ってみる。受け身になりすぎない。しっかりコミュニケーションをとって世代ギャップを埋める」と分析する。 

(「イット!」5月7日放送より) 

 

イット! 

 

 

 
 

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