( 291121 )  2025/05/15 05:12:27  
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玉木雄一郎氏 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表は14日、夏の参院選比例代表での擁立が決定した元立憲民主党参院議員の須藤元気氏について、「過去の原子力発電所やワクチンについての発言に懸念があることも重々承知している」とした上で、党の重要政策との合致を求める確認書の提出を受けたとして「知名度を生かして頑張ってもらいたい」と述べた。東京都内で記者団に語った。 

 

 須藤氏はかつて、国民民主が活用を主張する原発や、新型コロナウイルスを巡るワクチン接種にも否定的で、国民民主の政策と異なる言動があったとして、党内や支持者から懸念する声が上がっていた。国民民主は13日に参院選の比例代表の候補予定者には、憲法や原発など重要政策で党の決定に従うことなどを記載した確認書の提出を求めると発表。玉木氏は須藤氏について「先週末、科学と事実に基づいて政策を進めていく私たちの考え方に同意し、確認できた」と述べた。 

 

 国民民主は14日には、元日本維新の会衆院議員の足立康史氏や、元党所属衆院議員の山尾志桜里氏らの比例代表での擁立も発表した。玉木氏は足立氏について「過去、大変過激な発言で知られた方で心配の動きがあったことは事実」としつつ、党の政策に合致するという確認書もとったと強調。「対決より解決、決まったことには従うという組織文化に従うということを確認した。能力を生かしてほしい」とした。山尾氏については「党の政策の骨格を作り上げたメンバーの一人。改めて戦線に加わっていただいて期待している」と述べた。【遠藤修平】 

 

 

 
 

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