( 291216 ) 2025/05/15 07:00:14 0 00 農水省
農林水産省は14日、高騰するコメの価格安定に向けて、備蓄米を5月から7月まで毎月10万トン放出する方向で調整に入った。備蓄米は4月までの3回の入札で計31万トンが落札されたが、店頭には十分に出回っていない。一定量の放出を続けて流通量を増やし、価格の抑制につなげたい考えだ。
農水省は、入札に参加する業者の条件も緩和する方向で検討している。現在は放出した備蓄米と同じ量のコメを原則1年以内に買い戻すことが条件で、参加を希望する業者へのハードルになっている。条件見直しで幅広い業者の参加を促し、備蓄米を広く行き渡らせる狙いがある。
農水省が12日に発表したコメ5キロ・グラムあたりの平均販売価格(4月28日~5月4日)は前週比で19円安い4214円だった。下落は18週ぶりだが、前年同期(2106円)の2倍超の水準が続いている。
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