( 291671 )  2025/05/17 05:34:22  
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FNNプライムオンライン 

 

ことし1月〜3月のGDP(=国内総生産)速報値は、実質の伸び率が前の期に比べマイナス0.2パーセントとなった。1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス0.7パーセントで、4四半期ぶりにマイナスだ。 

 

一方、自民党の森山幹事長は15日夜、東京都内の講演で消費税減税に慎重な考えを改めて示した。 

 

GDPマイナス成長の中で、森山幹事長が消費税減税に消極的な姿勢を示したことについて、京都大学大学院・藤井聡教授は「ケチが日本を滅ぼす」と述べた。 

 

京都大学大学院 藤井聡教授: 

この2つのニュースを見て思ったのが、『“ケチ”が日本を滅ぼす』。 

 

今、経済がまさに4四半期ぶりマイナスになっているんです。そんな中で、経済を上向きにしないと、皆さんの暮らしが苦しくなるだけじゃなくて、政府の税収も減るんです。GDPがマイナスということは、税収が減ってしまうことなんです。 

 

京都大学大学院 藤井聡教授: 

今、減税をしっかりしていくと成長することができますから、皆さんが豊かになると同時に、税収も上がるんです。トリッキーな話に聞こえるかもしれませんが、時に減税をすることが税収を増やすこともあるんです。 

 

京都大学大学院 藤井聡教授: 

増税をすることが税収を減らすこともあるんです。これまで過去に増税をしたことが3回ありますけど、3回のうち2回において税収が減っているんです。 

 

森山さんは、政府の財政をちゃんと考えないといけないと言っていますが、森山さんこそちゃんと政府の財政を考えていただきたい。今こそ減税することが必要だと、しっかり見えてくるはずなんです。すなわち『ケチが日本を滅ぼす』。 

 

(関西テレビ「newsランナー」 2025年5月16日放送) 

 

関西テレビ 

 

 

 
 

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