( 292367 )  2025/05/20 05:29:05  
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FNNプライムオンライン 

 

19日の国会で石破首相の口から飛び出た「我が国の財政状況は間違いなく、極めてよろしくないと。“ギリシャ”よりもよろしくないと…」という発言。 

 

2009年以降、EUを中心とした世界経済に大打撃を与えたギリシャ危機。 

その時のギリシャよりも、今の日本のほうが財政状況が悪いと発言したのです。 

 

消費税減税を求める声が大きくなる一方で、今の日本はそんな財政状況ではないという危機感の表れなのか、「借金をしてそれ(消費税減税の財源)に充てることは、決して好ましいことではない」と述べました。 

 

物価高が続く中の経済対策として、野党だけでなく与党内からも消費税減税を求める声が飛び交った、この週末。 

 

19日に開かれた国会の集中審議でも…。 

 

国民民主党・浜野喜史議員: 

今は減税をして国民の皆さんの負担を減らし、そして消費を増やしていこうという、これがやるべき対策だと。それが総理は“できない”と(言う)。 

 

消費税減税を行い、その財源として赤字国債の発行も視野に入れるべきと主張する国民民主党。 

しかし、石破首相はこの案を「我が国の財政状況は間違いなく、極めてよろしくないと。“ギリシャ”よりもよろしくないという状況でございます。そして、税収は増えているけども社会保障の費用も増えているわけで、そこにおいて減税を行い、財源は国債で賄うという考え方には賛同いたしかねる」と一蹴。 

 

また、共産党の山添議員から社会保障費の財源を消費税以外から充てても良いのではないかという質問が及ぶと、「それは法的に禁止されているわけではないが、国ぶんの消費税収が20.1兆円、社会保障に負う経費は34兆円で、これだけでも全然足りない。それを借金でまかなって次の時代の方にご負担いただくというのか?」と、財政赤字を増やす消費税の減税に改めて消極的な見解を示しました。 

 

フジテレビ,政治部 

 

 

 
 

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