( 292380 )  2025/05/20 05:46:14  
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林芳正官房長官は、江藤拓農相がコメを買ったことがないと述べた発言についての見解を求められたが、事前に報道を把握しておらず、事務方からのコメントまで1分以上無言だった。

林氏は「詳細を知らないためコメントは差し控える」と述べ、会見を終えた。

報道によると、江藤氏は政府備蓄米を放出しながらも価格が下がっていないことに「責任を感じている」と述べ、支援者からのコメが豊富であると語った。

この発言が消費者から批判を招き、石破茂首相の責任も問われる可能性がある。

(要約)

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江藤拓農林水産大臣=2025年4月25日 

 

 林芳正官房長官は19日午前の会見で、江藤拓農相が18日の講演で「私はコメを買ったことはない。支援者の方がたくさんくださるので、まさに売るほどある」などと発言したことについての見解を問われた。 

 

 「担当大臣としての資質が問われる」と指摘された林氏だったが、事前に江藤氏の発言報道を把握していなかったとみられ、事務方からコメントが差し込まれるまで1分以上、無言のままだった。 

 

 その間、首をひねったりしながら「少々お待ちください」と断り、事務方から紙を渡されると、「おたずねの報道は承知しておりますが、江藤大臣の発言の詳細について承知していないため、政府としてコメントすることは差し控えたい」と述べるにとどめ、そのまま会見を終えた。 

 

 佐賀新聞の報道や関係者によると、江藤氏は18日の佐賀市で行われた自民党県連の講演で、政府備蓄米をこれまで31万トン放出しながら、コメの価格が下がっていない現状について「大変責任を感じている」とした上で、「私はコメを買ったことはありません。支援者の方がたくさんくださるので、まさに売るほどある」と発言したという。 

 

 消費者は米を買いたくても買えない状況にあるにもかかわらず、担当大臣のこのような発言が表面化。今後批判が拡大するのは避けられず、石破茂首相の任命責任も問われそうだ。 

 

  

 

 

 
 

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