( 294365 )  2025/05/27 05:56:40  
00

日産自動車は、神奈川県横須賀市で次世代版のハイブリッド車技術「e-POWER(イーパワー)」を公開した。

この技術は、北米向けの人気のあるSUVに搭載される予定であり、経営再建の切り札とされている。

新しいバージョンでは、発電専用エンジンを採用し、燃費は現行版と比べて平均9%向上し、高速走行時には15%向上するとされている。

日産は、欧州向けSUV「キャッシュカイ」や北米向け「ローグ」、国内向けの「エルグランド」にもこの技術を搭載する予定で、地域や車種の展開を拡大する方針だ。

(要約)

( 294367 )  2025/05/27 05:56:40  
00

次世代版イーパワーを搭載したキャッシュカイ 

 

 日産自動車は26日、独自のハイブリッド車(HV)技術「e-POWER(イーパワー)」の次世代版を神奈川県横須賀市内で公開した。売れ筋のHVを投入できずにいる北米向けのスポーツタイプ多目的車(SUV)にも搭載する予定だ。経営再建の「切り札」の一つとみなしている。 

 

 第3世代となる次世代版は発電専用エンジンを採用し、モーター、インバーター(電力変換器)、発電機といった電動ユニットを統合。燃費は現行版と比べて平均9%、課題だった高速走行に限れば15%向上する。駆動音も抑制できる。 

 

 6月に欧州向けに発売するSUV「キャッシュカイ」のほか、26年度に北米向けSUV「ローグ」や国内向け大型ミニバン「エルグランド」にも搭載する。展開する地域や車種を拡充する方針だ。 

 

 日産の業績不振は、北米で人気が高まるHVの投入の遅れが一因だ。技術開発担当の赤石永一執行役は「巻き返しに向けた大きな要素の一つ。北米での競争力にも自信を持っている」と話した。 

 

神奈川新聞社 

 

 

 
 

IMAGE