( 295433 ) 2025/05/31 05:49:46 0 00 備蓄米をめぐる国会論戦について語る山本一太知事=30日、群馬県庁
備蓄米をめぐる国会での論戦について、群馬県の山本一太知事は30日、国民民主党代表の玉木雄一郎氏が備蓄米を「1年経ったら、動物(家畜)のエサ」などと評したことを「とても不適切な表現で、生産農家に失礼だ」と批判した。
「玉木さんは普段、そんなことを言う人じゃない」としたうえで、農水大臣に就任後、安い備蓄米放出に全力を傾ける小泉進次郎氏を揶揄(やゆ)するのは、コメ価格が今夏の参院選の重要な争点となる中、「スター性のある進次郎氏の存在感に焦りがあったからでは」と分析してみせた。
備蓄米をめぐる28日の国会論戦では、玉木氏のほか立憲民主民主党代表の野田佳彦氏、日本維新の会共同代表の前原誠司氏など党首級がそろって小泉農水相に質問。野田氏は価格を引き下げようとする小泉氏に「バナナのたたき売りじゃないんで」などと発言。山本知事は「これも、かなり意地が悪い」と指摘した。
主食であるコメの暴騰という状況下、「与党も野党も一致協力すべきときに非常に残念な発言だ」。「私の周囲でも野党の党首級のみなさんの意地の悪い質問に、『なんでそんなに足を引っ張るんだ』『選挙がらみでケチをつけているようにしか見えない』といった声が多い」。
山本知事はそう語った上で、前任・江藤拓農水相の「(コメは)売るほどある」発言以降、与党に吹き荒れた逆風を小泉氏が食い止め「石破内閣の支持率復活の流れさえ見える。そんな勢いを止めなければといった風に見える」。
備蓄米をめぐり、通常のコメと食べ比べ「まずいとケチをつけるテレビ番組もあったが、今はそんな話をしている場合じゃない」とし、備蓄米が出回ったら買い求め「炊いて食べ比べてみたい」と語った。
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