( 295448 ) 2025/05/31 06:04:24 0 00 TBS NEWS DIG Powered by JNN
店頭での販売が迫る、小泉農水大臣、肝いりの備蓄米。すでに引き渡されている「古古米」は販売をめぐる駆け引きが過熱しています。早いところでは、5月31日にも店頭に備蓄米が並び始める見込みです。
小泉大臣が訪れたのは、政府備蓄米の倉庫。
小泉進次郎 農水大臣 「僕らが感じているこの気温も15℃以下」
15度以下で管理されているというのは4年前のコメ。古古古米です。
倉庫関係者 「温度も湿度もそれからコメの状態、万全を期している」
小泉進次郎 農水大臣 「こんなに素晴らしい管理をしているところ、世界でもなかなか無いんじゃないですか」
この古古古米の契約の申し込みが新たに始まりました。
対象となるのは中小のスーパーや町のコメ店。早速、申し込んだのはコンビニ大手・ファミリーマートです。
ファミリーマート担当者 「3か月間で1000トン、申し込み致しました」
「手軽さ」を売りにした1キロ=400円の備蓄米で6月上旬に販売することを目指します。
ファミリーマート担当者 「1キロ袋ということは食べたことがない方に食べて頂きやすいということもあります。店舗網と配送網をいかして、全国の皆さんにお届けすることに協力をさせて頂きたい」
さらに、セブン-イレブンやローソンも申請を行っていて、大手コンビニ3社が「古古古米」契約に意欲を見せています。
そして、土曜日にも店頭に並び始めるのが3年前のコメ。「古古米」です。
小泉大臣が就任後から強調しているのが…
22日の小泉大臣の発言 「国民の皆さんが求めている『スピード感』と強度で」 28日の小泉大臣の発言 「今までが一般道だとすると、『高速道路』を作った」 30日の小泉大臣の発言 「『スピード重視』で大手小売りさんを対象に(随意契約を)始めた」
どこが一番に販売を行うのか…。すでに備蓄米が届いた企業では、販売時期をめぐり、競争が激化しています。
アイリスオーヤマ担当者 「一番最初に店頭に並べたい販売したい」
そう意気込んでいたのは、生活用品大手のアイリスオーヤマです。週明け月曜日(6月2日)、店頭での販売を目指していましたが、急きょ2日前倒し、土曜日(5月31日)の販売を発表。整理券を配布し、千葉県と宮城県であわせて160袋を販売する予定だということです。
イトーヨーカドーも同じく土曜日に都内1店舗で販売を決めました。さらに、この販売競争に参入したのがスーパー最大手のイオン。日曜日(6月1日)から都内店舗での販売を発表しました。
さらに…。急ピッチで精米・袋詰め作業を行っていたのは総合ディスカウントストア、ドン・キホーテの運営会社です。
ドン・キホーテ運営会社 PPIH担当者 「クイックに店頭に並べられるように全力を注ぐ」
日曜日、アプリ会員を対象に都内店舗での販売を目指し、出荷準備が進められています。
各社の前倒し販売に、この人は…
小泉進次郎 農水大臣 「これはさすがに私も予想をしていなかった。民間企業の努力のおかげで5月31日、6月じゃなくて5月に実現ということで、本当にすべての関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」
まもなく始まる店頭販売。備蓄米をビジネスチャンスと捉える動きが広がっています。
TBSテレビ
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