( 295953 )  2025/06/02 06:20:10  
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政府備蓄米を販売するスーパーを視察する小泉農相(左端)(1日、東京都品川区で)=木佐貫冬星撮影 

 

 小泉農相は1日、随意契約で売り渡した政府備蓄米を販売する東京都内の大手小売店を視察した。小泉氏は視察後、報道陣に対し、「ものすごいスピードで応えてくれた事業者に感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べたうえで、「備蓄米の投入でコメ全体の価格に一定の影響を与える可能性がある」とコメ価格の値下がりに自信をみせた。 

 

政府備蓄米を販売するスーパーを視察する小泉農相(中央左)(1日、東京都品川区で)=木佐貫冬星撮影 

 

 この日は、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の「MEGAドン・キホーテ大森山王店」(東京都大田区)と、流通大手イオンの大型店「イオンスタイル品川シーサイド」(同品川区)を視察。小泉氏は積まれた米袋を手に取り、担当者の説明を聞いた。 

 

 PPIHとイオンは1日、一部店舗で5キロ・グラムあたり1980円(税抜き)で店頭販売を始めた。イオンは順次、グループのスーパーなど約1万店舗に拡大する予定だ。土谷美津子・副社長は「西のエリアが(供給が)非常に厳しい状況で早く出していきたい。コメ全体が少し買いやすくなればいいと思う」と話した。 

 

 一方、農林水産省は、米穀店を対象にした随意契約による売り渡しを2日午後5時でいったん休止する。米穀店向けの2万トンが上限に達した可能性があり、申し込み状況を精査する。 

 

 

 
 

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