( 296691 )  2025/06/05 05:55:13  
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静岡県警は公式YouTubeで「妨害運転は絶対禁止!」という動画を公開し、それがネット上で大きな反響を呼んでいる。

動画では、タクシーが高級セダンに妨害運転される一部始終が映し出されており、妨害運転がどのような行為を指すかや罰則なども紹介されている。

ネット上では、妨害運転についての意見が分かれており、一部は被害者側にも原因があると主張する声もある。

(要約)

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 静岡県警は公式YouTubeで、「妨害運転は絶対禁止!」と題した動画を公開。 

  

 ネット上でも大きな反響となっています。 

 

黒いセダンのイメージ[画像:PIXTA] 

 

 静岡県警は、中部地方にある「静岡県」を管轄する警察組織です。静岡県はお茶やみかんの名産地で、日本の淡水湖として10位の大きさを誇る浜名湖は、ウナギでも有名です。 

 

 さて、そんな静岡県警が今回公開した動画では、市街地を走行中のタクシー車両の前面展望が映し出されています。 

 

 タクシーは特に異変なく走行していましたが、突如画面右から黒い外国製の大型高級セダンが出現。そのままタクシーを追い越します。直前にはトラックとすれ違っていることや道路標示の向きなどから、この道は一方通行ではなく、非常に無理な追い越しといえます。 

 

 危険な追い越しに思わずタクシーは左にハンドルを切り、高級セダンを避ける動きをしたようです。 

 

 すると高級セダンはタクシーの前に割り込むとなぜか減速。これを避けようとタクシーは右にハンドルを切りますが、高級セダンはそれを見計らったように再び動きます。 

 

 さらにその後、高級セダンは道路の真ん中に急停車して、タクシーの進路を塞ぐように妨害。 

 

 そしてドアを開け放ったままドライバーが降りてきて、タクシーに近づきます。映像はここで終了していますが、何やら文句を言いにきたのでしょうか。その後の動きは不明となっています。 

 

 この一連の高級セダンの行為は、いわゆる“あおり運転”と言われる妨害運転です。 

 

 妨害運転は、車間を極端に縮めたり、ハイビームのまま走行したり、クラクションを鳴らし続けるといったものだけでなく、前で急ブレーキを踏ませたり、車線変更や進路変更が禁止されている場所で割り込んだり、ノロノロ走行するなどといったものも含まれます。 

 

 他の車両などの通行を妨害する目的で、他の車両など道路の交通に危険を生じさせると、違反点数25点で免許取り消し(欠格期間2年)、さらに3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。 

 

 もし著しい危険を生じさせた場合は、違反点数35点で免許取り消し(欠格期間3年)、さらに5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。 

 

 では、実際に妨害運転による迷惑行為を受けたらどう対処すればいいのでしょうか。 

 

 まずは退避してドアをロックして窓を閉め、110番通報することが大切です。そして相手をヒートアップさせないよう、対抗してクラクションを鳴らしたり、売られたケンカを買うような行為はやめるのが最善です。 

 

※ ※ ※ 

 

 ネット上ではこの件に対し「高級車に乗って『俺の方がお前らより偉いんだよ!』って勘違い野郎は一定数いる」「怖いです。私も昔にこういうされたことあります」「免許を永久禁止すべき」「警察に提出して処罰しましょう」「ナンバーを公開しましょう」といった声が。 

 

 いっぽうで「都合の悪い部分は出してないのが見え見え。どうせタクシー運転手に原因ある」「切り取り動画だし何とも言えない」「なぜ煽られる事になったのかも報道しないと煽り運転は無くならない。煽られてしまう様な運転する人が最近多すぎる」と、煽られる側にも何かの原因があると主張するユーザー達も。また、根拠は不明ですがなぜか「タクシーが100%悪い」と主張する人もいました。 

 

 また「高級なのはクルマだけで、運転している人間は高級ではない。これが運転している人間のクルマだとしたら、その様な人間にはクルマを売らないシステムを構築した方が世の中のためになると思う」といった意見もありました。 

 

くるまのニュース編集部 

 

 

 
 

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