( 296703 ) 2025/06/05 06:06:32 0 00 小泉農相
小泉農相は3日の閣議後記者会見で、江藤前農相在任時に一般競争入札で放出した政府備蓄米について、業者側に返還の意向があれば政府が買い戻しを検討する考えを示した。入札は随意契約による売り渡しより価格が高くなることから、流通業者側から取引のキャンセルを求める声があるという。
小泉氏は「申し出があれば適切に対応して活用したい」と説明。買い戻した備蓄米を随意契約で再放出することが「一つの選択肢」と語った。
入札による3回の平均落札価格は玄米60キロ・グラムあたり税抜き2万812円。随意契約で放出している2022年産米の売り渡し価格1万1010円の2倍程度となっていた。農林水産省によると、3月中に落札された備蓄米約21万トンのうち、5月11日時点で小売業者や外食・中食業者に届いたのは4万1975トンで約2割にとどまっている。
一方、小泉氏は3日、随意契約による政府備蓄米の売り渡しについて、中小のスーパーや米穀店からの申し込みが約1500件あったと明らかにした。
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