( 298018 )  2025/06/10 06:03:23  
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農林水産省は9日、政府備蓄米と備蓄米を含むブレンド米の都道府県別の店頭価格(5日時点)を公表した。全国のスーパーなど345店が対象。全国最低価格は福岡県の5キロ当たり税抜き1833円で、随意契約によって放出された備蓄米とみられる。一方、全国最高価格となったのは滋賀県の4980円だった。 

 

農水省は都道府県別に最高価格と最低価格を公表。福岡県の次に最低価格が安かったのは千葉県の1990円で、1千円台はこの2県だった。随意契約による備蓄米は大手小売業者が5月31日から店頭に並べ、順次拡大している。 

 

最低価格が2千円台だったのは長野県(2780円)と北海道(2990円)、福島県(2980円)。西日本に比べて東日本の方が価格が安い傾向がみられた。 

 

一方、最高価格が4千円を超えたのは滋賀県のほかに、和歌山県(4880円)、長野県(4290円)など8府県だった。他は3千円台後半が多かった。近畿地方を中心に高値が目立った。 

 

業界関係者によると、コメの産地から離れた地域は輸送費がかかり、備蓄米とのブレンド米でも価格が高くなる傾向がある。 

 

また、都市部は人口が多いことから需要が高く、価格を押し上げる要因になっているとみられる。 

 

 

 
 

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