( 299213 )  2025/06/14 07:46:54  
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百条委の証人尋問に出席した片山安孝 元副知事(去年12月) 

 

 阪神・オリックスの優勝パレードをめぐる補助金の“還流疑惑”について、兵庫県警が斎藤元彦知事と片山安孝元副知事らが背任の疑いで書類送検したことを受け、片山元副知事は代理人を通じて、「警察から事情を聴かれましたが、優勝パレードと信金への補助金には何ら関係ないと説明しており、これに対し、警察から何ら指摘は無かったと認識しています」とコメントしました。 

 

 この問題は、兵庫県の元県民局長が斎藤元彦知事を告発した7つの疑惑のうちの1つで、2023年11月、県内の金融機関への補助金を1億円から4億円に増額する見返りに、阪神・オリックスの優勝パレードへの寄付を求め、本来は不要である予算を増額したことで県に損害を与えたとして、市民団体が去年10月、斎藤知事と片山元副知事を背任の疑いで刑事告発していました。 

 

 これに対し、斎藤知事と片山元副知事は疑惑を一貫して否定。文書問題を調査した県議会の百条委員会は「捜査当局の対応を待ちたい」と結論付ける一方、県の第三者委員会は「証拠は見当たらない」としていました。 

 

 兵庫県警は13日、斎藤知事と片山元副知事の2人を背任疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かりましたが、起訴すべきかどうかの「処分意見」は明らかになっていません。 

 

 一方の斎藤知事は13日、書類送検を受け、「詳細は承知していないが、今後捜査協力(の要請)があればしっかり協力していく」と語り、疑惑については「適切に対応してきたという認識に変わりはない」と否定しています。 

 

読売テレビニュース 

 

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