( 300643 )  2025/06/20 03:36:08  
00

猛暑でベトベト汗 チーズ?使い古した油?「ミドル脂臭」に注意 においの原因と対策 

 

 梅雨だというのに猛烈な暑さが続いています。ベタベタした汗をかくとともに一緒に気になるのが「におい」です。そのにおいの原因と対策を取材しました。 

 

 18日も全国的に気温が上がり、35℃を超える猛暑日が各地で相次ぎました。 

 

20代 

「体がペタペタして嫌だ」 

「日陰を探しながら歩いている」 

「一気にカラッとしてしまったので、体が追い付いてない感じ」 

 

30代 

「追い付かない」 

 

 汗をたくさんかく時期に気になるのが、においです。 

 

30代 

「自分の汗が他の人に迷惑をかけていることがあったりするのじゃないかと、やっぱり気にはなります」 

 

50代 

「自分だと自分の(におい)はなかなか分からないので、制汗シートとかで一応対策はしています」 

 

 においケアグッズを多く取りそろえる都内の生活雑貨の専門店「渋谷ロフト」では、既に品切れに近い商品もあるといいます。 

 

ロフト 広報 神成翔子さん 

「ジメジメが気になった日は、ドライシャンプーやボディーシートをご覧になる方が増えているのかなと、店頭で感じたりもする。急激に暑くなった日などは、冷感を感じられながらも、消臭効果もあるようなものを選ばれている方がいる印象です」 

 

 頭皮のにおいを防ぐドライシャンプーや、足の蒸れやにおいを対策するグッズが人気です。 

 

 なぜ汗はにおうのか?体臭を研究する東海大学理学部の関根嘉香教授を取材しました。 

 

 関根教授によると、においに影響を与えているのが「皮膚ガス」です。汗は放置することで、皮膚ガスになる成分ができてしまいます。 

 

「冬の間に汗をかかない人が多かったと思うんです。急に暑くなって汗をかき始めると、ベトベトした汗が出てしまう。これは塩分を多く含んでいて、なかなか乾かない。そうしているうちに皮膚の常在菌が活発になり、より多くのにおい物質『汗臭』を作り出してしまう」 

 

 また男性の場合は、30代から40代になると、疲れなどから体に乳酸が生まれ、汗に混ざることで「ミドル脂臭」と呼ばれる、チーズや使い古した油のようなにおいが発生します。 

 

 さらに、皮脂の分泌が増えることによって生まれる「加齢臭」もあり、それら3種類のにおいが同時に発生することもあります。 

 

 においを抑えるには、どう対策すればよいのでしょうか? 

 

「普段から汗をかく習慣をつけておくと良いと思う。お風呂につかって体を洗うと同時に、汗をいっぱいかいて『サラサラ汗』にする」 

 

 濡れたタオルなどで、汗をこまめに拭き取ることも大事だといいます。 

 

「(中高年の)男性は、レストランに行っておしぼりが出てくると、顔や首を拭いていたりするが、におい対策には良い。マナー的にはどうかというところはあるが」 

 

(「グッド!モーニング」2025年6月19日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

IMAGE