( 301205 ) 2025/06/22 03:05:53 0 00 東京都議選最終日に自民党候補の応援に初めて入り、支持を訴える石破茂首相(撮影・中山知子)
石破茂首相(自民党総裁)は21日、選挙戦最終日を迎えた東京都議選(22日投開票)に立候補している自民党候補の応援に初めて入り、都内2カ所で街頭演説した。葛飾区のJR亀有駅前の演説では、7月の参院選公約に盛り込んだ、物価高対策の一環として、国民1人当たり一律2万円、住民税非課税世帯と子どもには追加で2万円を給付する方針に触れ、野党などが求める消費税減税にはシステム変更などに1年ほどの時間がかかるとして「そんなことをやっていいのか。私は全く思わない!」と述べ、あらためて消費減税に否定的な認識を訴えた。
石破首相は「(この場所で)いろんな人が演説しているんでしょう。いやいやいや給付金ではなくて消費税を下げろ、消費税を。(野党の候補者は)そういうことを言っていませんか?」と呼び掛け、「あえて申し上げておきますが、消費税は下げるのにどれくらいの期間がかかるのか。1年くらいかかるし法律を変えないといけない」と主張。「イオンであろうが、いなげやであろうが、西友であろうが、そういう(スーパーの)ところのシステムを全部替えるのに1年近い時間がかかる。今、みんなが苦しんでいる時に1年もかかるようなことをやっていていいのか。私は、そうは全く思わない!」と語気を強めて訴えた。
「今困っている人たちにすぐに役に立つ政策。私は、それが給付金だと思います」と述べ「お金持ちの人はいっぱい消費する。消費税を下げるとかえって不公平が起きる」と持論を展開し「消費税は、医療や年金、介護や困っている人たちのために使う貴重な貴重な財源だ。本当に困っている人、世帯にすぐに行き渡る政策を実行していく」と訴えた。
東京都議選は7月の参院選の前哨戦と位置づけられている。選挙戦最終日のこの日、都議選に候補を擁立している与野党や地域政党のトップたちは、自前の候補への支持を訴え、「最後のお願い」に声をからした。
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