( 301280 )  2025/06/22 04:33:18  
00

東京都議選最終日に自民党候補の応援に初めて入り、支持を訴える石破茂首相(撮影・中山知子) 

 

 石破茂首相(自民党総裁)は21日、選挙戦最終日を迎えた東京都議選(22日投開票)に立候補している自民党候補の応援に初めて入り、葛飾区などで街頭演説した。JR亀有駅前の演説では、小泉進次郎農相が進めるコメ政策に言及しながら「我々政府自民党は、お米の値段を必ず下げてまいります」と明言した。 

 

 石破首相は「今は物価が高く、去年の今ごろと比べて物価は3・5%上がっている。残念ながら、賃金上昇を上回っている」と、昨今の物価高について指摘した中で、コメの値段に言及。「お米に関しては去年の倍になっている。困ったなと思っている人が、いっぱいいる」とした上で「我々政府は、小泉農林水産大臣を中心に、このお米の値段をなんとしても下げます」と豪語した。 

 

 「だんだん(以前より)安いお米が出てくるようになり、スーパーに行くと昔のように4000円台のコメはそんないいっぱいあるわけではない。3000円台、そこまでお米の値段を下げます」と述べ「これは必ずみなさんのために、政府自民党は、お米の値段を下げてまいります」と約束した。 

 

 猛暑が予想される7月から9月までの3カ月間、電気料金使用分への支援を行うことなどにも触れ「みなさん方の暮らしを、もっともっと楽にします」と主張した。ただ、聴衆から熱気のある拍手などはなかった。 

 

 国政に続いて都議会自民党でも発覚した裏金問題や、首相の政権運営への支持が必ずしも高くない状況を踏まえ、石破首相は告示日の13日は応援には入らなかった。期間中に外交日程が入っていたこともあったが、選挙情勢を見極めた上で、最終日の応援に入る選択をした。 

 

 

 
 

IMAGE