( 301660 )  2025/06/23 06:43:51  
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事件現場の水分峡森林公園の入り口付近。右奥の管理事務所近くで男性が倒れているのが見つかった 

 

 広島県府中町の水分峡(みくまりきょう)森林公園で4月12日深夜に東京都練馬区の会社員男性(52)が殺害された事件で、県警捜査本部は22日、男性を殺害し、現金や財布などを奪ったとして16~18歳の男女3人を強盗殺人容疑で逮捕した。 

 

 3人は松山市の無職女(18)、いずれも広島県安芸郡の会社員の少年(16)と男(18)。捜査本部は事件後、現場周辺の防犯カメラの解析や聞き込みを重ね、3人が事件に関わったとみて行方を追っていた。捜査関係者によると、3人の一部と男性は交流サイト(SNS)を通じて接点があったという。 

 

 捜査本部によると、男性は事件当日、東京から新幹線に乗り1人で広島に来た。死因は外傷性ショックで、頭部や顔面を硬い物で強く殴打されたとみられる。 

 

 事件は4月12日午後10時半ごろ、広島東署員が公園管理事務所の入り口付近で男性が血を流して倒れているのを見つけて発覚、男性はその後に死亡が確認された。発見される30分ほど前、利用者から「『助けて』という声が聞こえた。もめている複数の声がした」などと110番があった。 

 

 県警は殺人事件と断定し、翌13日に80人態勢の捜査本部を設置。現場に男性のスマートフォンや身分証など身元が分かるものはなく、捜査本部は強盗殺人容疑を視野に捜査していた。 

 

 現場はJR天神川駅から北東約2・8キロの山あいにある森林公園で、敷地内にはキャンプ場などがある。 

 

中国新聞社 

 

 

 
 

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