( 302138 )  2025/06/25 05:42:46  
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元警視庁の小林元気被告が、捜査中に侵入したアパートから約3000万円を盗んだ罪で東京地裁で裁かれ、懲役2年6月、執行猶予3年の判決が下された。

裁判官は、警察官としての立場を悪用し、信頼を害する悪質な犯罪であり、非難したが、全額を返還し遺族と示談が成立したこと、自首して反省していることから執行猶予が付けられた。

裁判官は、罪を真剣に考えて生活するように勧めている。

(要約)

( 302140 )  2025/06/25 05:42:46  
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東京地裁=東京都千代田区(EPA時事) 

 

 捜査で訪れたアパートに侵入して現金計約3000万円を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた元警視庁蒲田署巡査部長、小林元気被告(45)=懲戒免職=の判決が24日、東京地裁であった。 

 

 江口和伸裁判官は小林被告に懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。 

 

 江口裁判官は、死亡して発見された高齢男性の自宅で職務中に見つけた現金を盗んだことについて、「警察官の立場を悪用し、信頼を著しく害する悪質な犯行」と指摘。「被害総額も非常に高額で結果も重大。責任は重い」と非難した。 

 

 一方、小林被告が全額を返還して遺族と示談が成立し、自首して反省していることなどから執行猶予を付けた。言い渡し後、江口裁判官は「今回犯した罪についてよく考えて生活してください」と説諭した。  

 

 

 
 

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