( 302155 )  2025/06/25 05:59:25  
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日テレNEWS NNN 

 

今年の夏はうなぎがお得に楽しめそうです。1000円台でも味わえるうなぎ商戦が続々と始まり、全国的に稚魚のシラスウナギが豊漁で国産うなぎに値下がりの動きも出ています。 

 

焼き目はしっかり、身はふっくら。九州産・甘めのしょうゆで作り上げた“至高のタレ”が味の決め手。暑い夏を乗り切る日本の定番スタミナ食「うなぎ」。 

 

都内の専門店では―― 

 

店員 

「お待たせしました」 

 

“真夏の暑さ”が続出する中、今月の売り上げは、すでに去年の1.4倍ほどにまで伸びているといいます。 

 

客 

「めっちゃフワフワなんですよ。タレがめちゃくちゃうまくて食欲が止まらない」 

 

客 

「夏は食べたくなりますね。スタミナがつく」 

 

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「ニホンウナギ」を中国で養殖することで価格を抑え、1000円台のうな丼も提供。 

 

でもやっぱりうなぎの印象は―― 

 

客 

「ちょっとぜいたく」 

 

ぜいたく品。 

 

客 

「リーズナブルな価格になると食べる頻度も増えそうだなって」 

 

その声に応えるべく“お手頃商戦”始まっています。 

 

まずは大手牛丼チェーン「松屋」。先週から「うな丼」の販売をスタート。価格は1000円を切って980円。 

 

大手弁当チェーン「ほっともっと」は24日からラインアップに「うな重」が登場。「土用の丑の日」の前後は150円引きになるということです。 

 

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そして、福岡県北九州発、今年、都内に初上陸したうどんチェーン「資さんうどん」も、うなぎメニューを展開。店自慢のうどんとうな丼がタッグを組み、ぼた餅もついて1390円です。 

 

資さんうどん両国店・石橋紗也副店長 

「うどんのダシに合う形で作られた甘いタレと肉厚なうなぎがこだわり」 

 

うなぎが身近に感じられそうな今年の夏。さらに、家庭で味わいたい人にも朗報が。 

 

埼玉県の「スーパーマルサン越谷花田店」。 

 

鹿児島県産うなぎは税込み1491円。実はこの値段―― 

 

スーパーマルサン越谷花田店・八木栄樹店長 

「去年と比べて1割ぐらい。今のところで1割くらい安くなっている。大きさは去年と同じくらい」 

 

 

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去年と比べて大きさそのまま1割ほど安くなっているというのです。 

 

“安い”となれば―― 

 

記者 

「うなぎ売り場の前で立ち止まっている人がいます」 

 

思わず足が止まるもの。 

 

うなぎを購入 

「安いな。食べてみようかなって感じ」 

 

うなぎを購入 

「夫が『うなぎが食べたい、うなぎが食べたい』と。これ結構大きいかも。太っていますね」 

 

売り上げは1割増しだということです。 

 

ゴールデンウイーク明けから安くなり始めたといううなぎ。 

 

そのわけは―― 

 

スーパーマルサン越谷花田店・八木栄樹店長 

「今年は稚魚がかなり豊漁でとれまして、今、販売しているのは去年とれたものなので、今からお安くお買い求めできる価格に」 

 

うなぎの稚魚が豊漁のため。 

 

鹿児島県でうなぎを養殖する会社に話を聞くと―― 

 

山田水産うなぎ事業部・平野宣昭営業部長 

「10年ぶりの大豊漁。鹿児島・宮崎・静岡・愛知、全国的に量がとれた」 

 

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海で稚魚「シラスウナギ」をとり、養殖池に入れて育てられる国産うなぎ。 

 

今年の漁期で池に入れられた稚魚は全国18.2トン。去年よりも2トン増えています。 

 

養殖会社によりますとこの豊漁に伴い、シラスウナギの仕入れ価格は1キロ250万円から170万円ほどにまで大幅ダウンしているというのです。 

 

山田水産うなぎ事業部・平野宣昭営業部長 

「仕入れ価格が下がると、直結して売値が安くなる。価格が下がり始めるのが秋以降、秋から冬にかけて」 

 

稚魚が育ち、うなぎが本格的に市場に出回り始まる秋以降には、店頭価格がさらに下がる見込みだということです。 

 

山田水産うなぎ事業部・平野宣昭営業部長 

「(Q.期待していいですか?)期待していいと思う」 

 

豊漁が喜ばれるうなぎ。価格への期待も“うなぎのぼり”です。 

 

 

 
 

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