大阪府知事の吉村洋文は、東京都議選で落選した再生の道の石丸伸二代表を支持する発言をし、定例会見でその理由を説明した。

再生の道は特定の政策を持たず、石丸氏が都政に二元代表制を取り戻すことを訴えていた。

吉村氏はその姿勢を評価し、「一定支持を得た」とコメントした。

また、石丸氏の一貫した姿勢を称賛し、彼を揶揄したりバカにする意見に対しては批判の投稿を行っていた。

（要約）

定例会見に臨む大阪府の吉村洋文知事＝府庁 

日本維新の会代表の吉村洋文・大阪府知事は自身のX（旧ツイッター）を更新し、東京都議選で立候補者全員が落選した地域政党「再生の道」の石丸伸二代表を「彼はここで終わらない」と擁護した。この投稿について、吉村氏は25日の定例会見で「当選者は出なかったが一定支持を得たのはすごい」と真意を語った。 

「再生の道」は議員の任期の上限を「2期8年」と定めた以外、党としての政策はなく、選挙戦を通じ石丸氏が「都政に二元代表制を取り戻す」と訴えていた。この姿勢に吉村氏は「二元代表制や議会の政治を変えるということだけで戦うのは難しい」と前置きしつつ、「当選者はいなかったが一致団結して一定支持を得た」と評価した。 

また、石丸氏の印象について「都知事選に出た頃から発言に一本筋が通っているというのが僕の見方で、今もそれは変わっていない」と述べた。 

吉村氏は24日にXで「ここぞとばかりに、石丸氏を揶揄（やゆ）したりバカにしたりする意見に溢（あふ）れているが、いずれ痛い目にあうだろう」と投稿。内容に対し、「その通り！代弁してくれてありがとう」「痛い目に合わせちゃダメだろ」などと賛否両論の書き込みが相次いでいた。