( 303245 )  2025/06/29 04:59:40  
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参政党の吉川衆院議員のXから 

 

 参政党(神谷宗幣代表)の吉川里奈(吉川りな)衆院議員(38)が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新。街頭演説で国会を「プロレス状態」と表現したことについて、「尊い競技を比喩に用いてしまった表現の配慮のなさを、心より反省」したとして謝罪した。 

 

 吉川氏は「先日の街頭演説において『国会はプロレス状態であり、茶番』との表現を用いたことにより、プロレスに携わる選手・関係者の皆様、そして日頃よりプロレスを愛し支えておられるファンの皆様に対し、多大なるご不快とご不信を招いてしまいましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と自身の発言を報告した上で謝罪。「当該発言は、政局ばかりが優先されている現在の国会運営に対し、真剣な議論が行われていないことへの問題提起であり、プロレスという競技そのものや、日々懸命に研鑽を積み、真摯な激闘を通して社会に勇気や感動を届けておられるすべての選手及び関係者の皆様を貶める意図は一切ございませんでした」と説明した。 

 

 その上で「そのプロレスの価値を十分に理解しきれていなかったこと、そしてそのような尊い競技を比喩に用いてしまった表現の配慮のなさを、心より反省し重ねてお詫び申し上げます」とつづると「また、参政党を信じ、日頃より応援してくださっている党員・サポーターの皆様にも、ご心配やご不安、そして残念な思いを抱かせてしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪を繰り返した。 

 

 

 

 最後は「今回のご指摘を真摯に受け止め、今後は政治家としての言葉の重みを一層自覚し、あらゆる方々への敬意をもって慎重な表現に努めてまいります。このたびは誠に申し訳ございませんでした」と結んだ。 

 

 吉川氏は看護師で3児の母。昨年の衆院選で参政党の比例九州ブロックで立候補し、初当選した。今年5月には、神谷代表が再選した党代表選にも立候補していた。 

 

 政治家のプロレスをめぐる発言では、2023年にも立憲民主党の女性議員が、ネットのデマ投稿に対し「アンチのプロレス芸」と表現し、プロレス団体が抗議するなど騒動化。その際は、女性議員が謝罪した上で、試合観戦に行くなど理解を深める行動を取り、沈静化した。 

 

 参政党は、今月22日投開票の都議選で、個人都民税50%減税や外国人観光客向けインバウンド料金の導入など「日本人ファースト」を掲げて、都議会に初の議席となる3議席を獲得。SNSによる支持拡大も躍進の一因とみられており、参院選の動向も注目されている。 

 

 

 
 

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