( 304040 )  2025/07/02 04:48:31  
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世良公則氏 

 

 ロックミュージシャン世良公則氏(69)が1日、大阪市で記者会見し、参院選(7月3日公示、20日投開票)に大阪選挙区から無所属で立候補する意向を表明した。オーバーツーリズム(観光公害)対策に取り組むと表明し、物価高対策として財政政策の見直しや減税を訴えた。無所属での出馬は「しがらみなく行動を起こすため」と説明した。 

 

 世良はこの日夜、X(旧ツイッター)を更新。「この度、私し、世良公則は2025年27回参議院選挙において私の人生で最も影響を受けた大阪地区から無所属として立候補する事を決意致しました」と、大阪選挙区からの出馬に言及。 

 

 「外国人土地取得規制 オーバーツーリズム対策 再エネ賦課金廃止 積極財政、減税による経済対策等 を公約と致します」と、公約についてもつづった。 

 

 また「様々な調整に時間を要し街頭演説等に関して行う事が叶いません。支援団体もなく少人数で限られた選挙運動となりますが精一杯訴えて参ります」と決意表明。「改めてボランティア活動をお願いできる方を募集致します。何卒、応援、賜りますようお願い申し上げます」と、呼びかけて締めた。 

 

 世良氏は広島県福山市出身で、1977年にバンド「世良公則&ツイスト」として「あんたのバラード」でデビュー。「ロックを伝えるために」とアイドル雑誌の表紙を飾り、シングル「銃爪(ひきがね)」が音楽番組「ザ・ベストテン」の初年度年間1位を獲得した。ロックバンドで初めてオリコンのシングルとアルバムランキングで1位を獲得するなど音楽シーンをけん引。81年の解散後はソロとしても活躍した。 

 

 俳優としても82年から日本テレビ系ドラマ「太陽にほえろ!」で初レギュラー出演。98年公開の映画「カンゾー先生」で日本アカデミー賞助演男優賞に輝くなど存在感のある役を演じてきた。 

 

 社会福祉活動にも積極的に関わり、犬猫殺処分撲滅キャンペーンなどに参加して動物愛護法の改正に力を尽くしてきた。 

 

 

 
 

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