( 304155 ) 2025/07/02 06:39:47 0 00 山陰放送
BSS山陰放送の独自取材です。 今年3月、小学生を車ではねたとして逮捕された鳥取に住む70代の男性、その3日後には高校生をひき逃げ、さらに、免許が取り消さたにもかかわらず、先月、無免許運転で3度目の逮捕となりました。 この男性が1日、BSSの取材にこたえ、ひき逃げ事件の理由については「罪が重くなるんじゃないかと恐怖心があった」などと話しました。
無免許運転をしたとして5月10日に逮捕された鳥取県伯耆町に住む70代の男性。 ここ3か月で、3回目の逮捕でした。
1回目は今年3月、鳥取市内で…
記者 「容疑者が運転する車はあちらから走ってきて、横断歩道を渡っていた男子児童を跳ねたということです」
目撃者によると…
事故の目撃者 「ドーンっていう音ですよね。出たら(児童が)横たわっておられてね。口から血がでたりしていて」
男性の車に跳ねられた9歳の小学生は頭部に傷を負い、一時 意識不明の重体に。
事故の原因として現場の交差点に「信号機がない」ことや、「横断歩道の塗装がはげている」ことが指摘されていました。
逮捕・釈放直後に… ただ、現行犯逮捕された男性は、その後 釈放されると…
記者 「児童を跳ねた事故から3日後、男はこの辺りで男子高校生と車で事故を起こし、現場から逃走したということです」
車と衝突した15歳の高校生は打撲などの軽傷。
高校生の知人 「高校生は軽い傷だったようなんですけど、怖がっているって聞いているので…本当に許せないです」
逃走した男性は8日後に逮捕されました。
この事件後、免許取り消しになっていましたが…
5月、伯耆町内の自宅近くで無免許で軽トラックを運転していたとして先月逮捕されたのです。
そして、7月1日、鳥取県伯耆町内でBSSが男性を直撃。 取材に対し、無免許運転について「反省している」と答えました。
男性 「反省しています、すごく。 ここはもうこういう何もないとこですから、もう車がないと動きがつかないような状態が多々あったもんで。事故せんかったら大丈夫かなっていう安易な感じで乗ったのが悪かったですね。」
Q短期間の間に3回逮捕だが? 「1回、2回全然反省してないじゃないかと言われてもね。その通りなんですが、ちょっとした買い物が欲しかったもんで。だからATMでお金を下のコンビニでおろしたかったというところだけで、庭先に車があったもんですから、乗っちゃいけんことは分かりながら、ついつい乗ってしまったというところで、事件になりました。」
生活のために車に乗る必要があったという男性。 高校生をひき逃げした事件については…
男性 「当てたときにね、すぐ言ったんですよ。被害者の方に高校生の方だったかな。」 Q会話があったっていうこと? 「もちろんです、会話してます。本人さんに了解を取ったんですよ。『大丈夫?』と言ったら『大丈夫』だって本人が言われたから。『ほんなら気をつけて飛び出しちゃ駄目だよ』って言いながらね、私そのまま立ち去ってしまったというところが、大きなひき逃げという事態になってしまったんですよ。」
ただ男性には、1度目の逮捕後ということもあり恐怖心もあったと話しました。
男性 「なんぼ些細なものも、私がその時にあそこの鳥取で人身事故を起こした時にね、そのことがあったもんですから怖かったんですよ。またこれで捕まったりすると、また何か罪が重くなるんじゃないかという恐怖心がありまして、それで本人さんの言葉に甘えて、気をつけてねっていうことで別れたと、これもすごく反省してます。」
Qもう運転というのはもうされない? 「もうしません。当然免許取り消し処分になってますし、もうここからは、電動のバイクはいけませんけども自転車ありますが、自転車をちょっと融通してもらってね、それで買い物に行こうかなと考えております。」
今後、検察の処分が出ることになります。
山陰放送
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