( 304330 ) 2025/07/03 05:34:29 0 00 党首討論会に臨む立憲民主党の野田佳彦代表=2日午後、東京都千代田区(酒井真大撮影)
参院選(3日公示、20日投開票)を前に日本記者クラブ主催の討論会が2日、開かれた。与野党党首は外国人を巡る政策についても意見を戦わせた。参院選公約で「違法外国人ゼロ」を訴える自民党の石破茂首相(党総裁)や「日本人ファースト」を掲げる参政党の神谷宗幣代表に対し、立憲民主党の野田佳彦代表は「多文化共生社会を作っていくのが目指すべき方向性だ」と主張した。
首相は、人口減少による労働力不足を指摘した上で「適法な方に日本社会と共生できる形で入ってもらう。違法なものは認めない。政府としてもっと責任を持ちたい」と述べ、出入国管理の徹底などを訴えた。
一方、野田氏は「(外国人が)特権的に扱われている分野があるなら是正することが大事だ」としつつ「日本に来てよかったと思えるような社会を理想に制度構築していかなければいけない」と、外国人を積極的に受け入れる考えを示した。
神谷氏は、外国資本による不動産などの買収について「日本経済が弱くなり、経済植民地になってしまう」と危機感を示し、「規制が必要だ。野放図に買わせてはいけない」と主張した。
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