( 304380 ) 2025/07/03 06:33:17 0 00 ニワトリも夏バテ…卵に異変 1パック340円で最高値に接近 「エッグショック」再来か
連日危険な暑さが続いていますが、夏バテしているのは人間だけではありません。養鶏場では殻が薄く売り物にならない卵が産まれるなど、異変が起きています。卵の価格は高騰し、「エッグショック」に迫る価格となっています。
1日から始まった日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭。
最高気温36.6℃と3日連続の猛暑日となるなか、祭りの無事を祈る儀式に参加した「お稚児さん」と呼ばれる白塗りの子どもたちが、八坂神社の本殿を周回しました。近くでは大きなうちわを持った人が風を送ります。
東京・渋谷も汗が噴き出す暑さになっています。町ゆく人は日傘やハンディ扇風機が欠かせません。
気象庁は1日、6月の日本の平均気温が平年より2.34℃高く、統計を開始した1898年以降で、最も暑かったと発表しました。
7月に入り危険な暑さが続く日本列島。暑さに弱いのは人間だけではありません。
茨城県小美玉市にある養鶏場・ホウトク農場。暑さのため口呼吸をするニワトリの姿がありました。先月23日に取材した時には、口呼吸をしているニワトリはいませんでした。
ホウトク農場では、およそ20万羽のニワトリを飼育。一日平均17万個の卵を生産しています。
ホウトク農場 豊村三弘代表 「暑くなると人間と一緒で餌(えさ)をあまり食べなくなるので、栄養分の不足から小さい卵が増える傾向があります」
通常の卵と比べると、大きさの違いは一目瞭然です。卵の異変は大きさだけではありません。
豊村代表 「例えばこういった軟卵といって、殻のない膜だけの軟らかい卵が出てきてしまって、こういったのは商品価値がないので処分せざるを得ない」
殻がなく黄身が透けてしまっている卵。当然、硬さはなく押すと簡単にへこんでしまいます。
猛暑の影響で小さい卵や軟らかい卵が増えるため、結果的に生産量が減ってしまう場合があるということです。
高騰が続いている卵。JA全農たまご東京M基準の相場を見てみると、鳥インフルエンザの影響で2月から300円を超え、5月、6月は340円と「エッグショック」と言われた2023年の最高値350円に迫っています。
今後、価格の行方はどうなるのでしょうか?
豊村代表 「例年なら夏になると(相場が)下がる傾向にあるが、暑さの影響で卵が減ってしまうと、なかなか下がりきらず、このまま(高値で)いってしまうと思う」
(「グッド!モーニング」2025年7月2日放送分より)
テレビ朝日
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