( 304480 )  2025/07/03 08:11:38  
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TBS 

 

 TBSの定例社長会見が2日、東京・赤坂の同局で行われ、TBSラジオの林慎太郎社長が先月15日放送の同局「爆笑問題の日曜サンデー」(後1時)にゲスト出演した歌手・田原俊彦の不適切言動について言及した。 

 

 林社長は公表にいたった理由を「1つ1つの言葉や行為を個別に判断したということではなくて、総合的に不適切だった」と説明。ゲストには放送前にも不適切言動がないよう注意喚起をし、放送中も番組パーソナリティーが注意を促していたという。女性アナウンサーの手を触ったとされるシーンはスタッフから見えていなかったが、放送後の聞き取り調査でテーブル越しに指に触れたことが確認された。リスナーからの苦情などが発端ではなかったという。 

 

 当初の発表で田原の名前を出さず「男性ゲスト」とした理由は、田原個人だけでなく社全体の責任を重く受け止め、田原の名前が一人歩きしないように配慮したため。林社長は「安心して番組に出演していただけるよう、TBSの人権方針にのっとってやっていきたい」とし、今後、田原がTBSラジオに出演するかも人権方針にそって判断していく。 

 

 田原は生放送番組でセクハラとも受け取れるような発言や、同局の山本恵里伽アナウンサーの手に触れるなど暴走。同局は先月20日に「不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫(わ)びの言葉がありました」と公表し、田原も同22日に自身のイベントを前に「お騒がせしてすみませんでした」と謝罪。「僕としたら通常運転っていうか、ちょっと調子に乗りすぎた。令和バージョンにアップデートして、発言・行動等は気をつけていきたい」などと反省の弁を述べていた。 

 

報知新聞社 

 

 

 
 

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