( 304515 )  2025/07/04 03:04:20  
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参院選の第一声を行う参政党の神谷宗幣代表(撮影・中山知子) 

 

 参政党の神谷宗幣代表は3日、東京・銀座4丁目交差点で行った参院選(20日投開票)の公示日第一声で街頭演説した際、少子化問題政策に触れる中で「高齢の女性は子どもを産めない」と発言した。 

 

 深刻な少子化への党の取り組みを説明する中での発言。 

 

 神谷氏は「去年は89万人、人口が減った。1年で(人口約89万人の)和歌山がなくなったようなもので、すごい勢いです。子どもが全然、生まれません。参政党は少子化にもものすごく力を入れていきます」とした上で「今まで、間違えたんですよ。男女平等参画とか女性の社会進出はいいことです。どんどん働いてもらえば結構、けれども、子どもを産めるのは若い女性しかいないわけですよ」とした上で「これを言うと『差別だ』と言う人がいますけど違います。現実です。いいですか。男性や、申し訳ないけど、高齢の女性は子どもを産めない」と述べた。 

 

 その上で「だから、日本の人口を維持していこうと思ったら、若い女性に『子どもを産みたいな』とか『子どもを産んだ方が安心して暮らせるな』という社会状況をつくらないといけないのに、『働け、働け』とと、やり過ぎたんです」とも語った。 

 

 「だから少し、バランスをとって、大学や高校を出て働くのもいいし、家庭に入って子どもを育てるのもいいですよ、と。その代わり、子育てだけでは収入がなくなるから、(0歳から15歳の)子ども1人あたり月10万円の教育給付金を、参政党は渡したいと考えています」と、党が訴える少子化政策に触れながら「子どもを産み育てるのはものすごい労力になるし、国の未来をつくる仕事なんですよ。そういった女性や、男性を含めて、子育てをする方々を応援しないと、国が滅ぶ。個人の自由だけを求めていたら、社会がもちません。そこを、しっかりバランスを取って、日本人の暮らしを守る『日本人ファースト』です」と、参院選のキャッチフレーズに触れながら訴えた。 

 

 「高齢の女性」「参政党の神谷代表」などのワードは3日、インターネットのトレンドに浮上した。 

 

 

 
 

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