( 304530 )  2025/07/04 03:21:28  
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JR吉祥駅前で第一声を行った山尾志桜里氏 

 

 参議院選挙(20日投開票)が3日、公示された。国民民主党から比例代表への公認を見送られ離党した山尾志桜里元衆院議員が、JR吉祥寺駅前で第一声。「基礎票がゼロですので難しい戦いだとは思いますが、無所属にしか訴えられない国の政策がある。本当に大事なことを正面からストレートに訴え、勝負をしたい」と語った。 

 

 山尾氏は、国民民主からの「公認内定」を受け、6月10日に出馬表明会見を行った。2017年に報じられた不倫疑惑について質問が相次いだが、回答を避け続けた。翌11日、同党の玉木雄一郎代表が「十分な理解と信頼が得られない」として公認見送りを決定。一方で山尾氏は12日「統治能力に深刻な疑問を抱いている。今後は一線を画す」などと長文の“怒りの文書”を党に突き付けた。 

 

 “リベンジ出馬”の様相を呈している中で、山尾氏は今月1日に行った出馬会見で「(リベンジの考えは)ゼロです」と否定。党や所属議員への「怒りはない」と話していた。 

 

 だが、この日の演説冒頭で山尾氏は「結党時に誓い合った国民民主党ですら、選挙を前にしたら右旋回から逃れられないという状況を中から見ました。本当はたくさんの方が求めているはずの、右や左に偏らない中道の政治がなかなか根付かないんだと。それを教えてくれたのが今回の国民民主党との一連の経過でした」と同党への批判を込めたマイクを展開。「この国の未来だけを思うド真ん中の中道の政策、その中道にかける思いを選挙で見える化する戦いにしていきたい」と訴えた。 

 

 

 
 

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