( 304665 )  2025/07/04 05:58:36  
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 コロナ禍での半導体危機以降、納期の長期化や受注の一時停止など、不安定供給が常態化している日本の新車。かと思えば、日産 フェアレディZは2025年3月、前年同月比で700%の販売を記録している。新車販売にいったい何が起きている!? 

 

※本稿は2025年5月のものです 

文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部 

初出:『ベストカー』2025年6月26日号 

 

 フェアレディZは2025年3月に1793台を登録した。この台数自体はセレナの20%以下だから多くはないが、対前年比は700%に達した。ここまでフェアレディZの登録台数が増えた背景には、日本仕様の生産増加がある。 

 

 フェアレディZの近年の国内登録台数を振り返ると、2024年の前半までは400台以下だった。それが2024年の後半から増え始めて、2025年3月に改良を行った2025年モデルが急増した。 

 

 納車が急速に進んだ結果、今では納期もかなり短縮されている。販売店では、「フェアレディZは、NISMОを除くと今なら3カ月から4カ月で納車できる」としている。フェアレディZの販売が正常になった結果、対前年比が700%に増えたわけだ。 

 

 

 
 

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