( 304708 )  2025/07/04 06:55:00  
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社会人になると、書類上で「400(千円)」のような金額表記に戸惑うことがあります。

この表記は、実際の金額を簡潔に示すためのもので、「400(千円)」は400,000円(40万円)を意味します。

単位表記の理解を深めるためには、数値に単位を掛けて計算する習慣をつけることや、Excelでの表作成を試みると良いでしょう。

繰り返し経験することで、徐々に読み方に慣れていくことが重要です。

(要約)

( 304710 )  2025/07/04 06:55:00  
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社会人になったら「400(千円)」という単位が出てきてビックリ! これってつまり「何円」なの? 先輩はスラスラ読んでるけど、どうすれば簡単に理解できるようになるでしょうか? 

 

社会人として働き始めると、仕事の中で初めて触れる形式や表記に戸惑う場面も多くあります。そのひとつが、書類に記載された金額の単位です。 

 

例えば「400(千円)」という数字を見て、「これは一体いくらなのか」と一瞬考え込んでしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。先輩社員がスラスラ読めていると、自分は大丈夫かと焦ってしまうかもしれません。 

 

しかし、一見難しそうに思えても、このような「単位表記」には基本的なルールがあり、それを理解することでスムーズに読むことができるのです。 

 

本記事では、単位表記の読み方や混乱しやすいポイント、そしてスムーズに理解できるようになるためのコツを紹介します。 

 

書類上でよく目にする「(千円)」や「(百万円)」という表記は、金額の桁数を省略して表現するためのものです。 

 

例えば「400(千円)」と記載されている場合、実際の金額は「400×1000=400000円」、つまり40万円となります。「(千円)」という単位が付いていることで、「この表に書かれている数字はすべて千円単位」に統一されているということなのです。 

 

ほかにも「10(百万円)」であれば、10×1000000=10000000円(1000万円)となります。見慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、基本的には「表示されている数値×単位」を組み合わせていけば、何桁なのか分かるようになります。 

 

単位表記が使われる主な理由は、「書類の簡潔化」と「読みやすさのため」です。会社で用いられる決算書や見積書では、数百万から数億円単位の大きな金額が扱われることが多くあります。そのときにすべての数字を「円」単位で記載すると、「0」が多くて読みづらく、読み間違いや誤解の原因にもなります。 

 

例えば「12000000円」と「12000(千円)」を比較すると、同じ大きさの数字ですが、「12000(千円)」の方がスッキリとしていて見やすく感じるでしょう。 

 

また、表にしたときに、全体のバランスも整い、他の数字との比較もしやすくなります。こうした理由から、ビジネスの現場では単位表記が広く用いられており、一定のルールとして定着しているのです。 

 

 

単位表記を正しく読み取るには、「数字の大きさ」の感覚を身につける必要があります。 

 

慣れない人がよく戸惑うのは、「400(千円)」をそのまま400円と勘違いしてしまうケースです。実際には「400×1000=400000円」の40万円なのに、「千円」という単位を見落とすことで大きな金額の誤解が生まれてしまいます。 

 

また、これらの単位は各数字の後ろにそれぞれ記載されているのではなく、文書の冒頭や表のタイトル付近に「単位:千円」「単位:百万円」などと書かれているケースもあるので、こちらも気をつけるようにしてください。 

 

単位表記をスムーズに読み取れるようになるためには、まず「実際に何円かをその場で計算してみる」ようにしましょう。仕事の書類で見かけた単位付きの数値を頭の中で計算する癖をつけると、自然と桁の感覚が身についていきます。 

 

また、Excelや会計ソフトを使って簡単な見積書や予算表を自作してみるのもいいでしょう。表の単位を変更して数字の見え方がどう変わるかを体感することで、表記の意味や使い方への理解が深まります。 

 

数字の「千円」「百万円」といった表記は、初めは誰でも読み方に戸惑ってしまいますが、こうした数字に日常的に触れていくことで少しずつ慣れていくものなので、あきらめずに訓練していきましょう。 

 

執筆者 : 渡辺あい 

ファイナンシャルプランナー2級 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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