( 304775 )  2025/07/05 03:12:20  
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I / PIXTA(ピクスタ) 

 

男性職員が同僚に刺されて死亡した事件を受けて、アディーレ法律事務所は7月4日、公式ホームページに新たな声明を発表した。一部のインターネットやSNSで、被害者に関する根拠のない憶測情報が拡散しているとして、「強い懸念」を表明した。 

 

声明では、「現在、一部のインターネット情報やSNS投稿において、あたかも被害者の方に原因の一端があるかのような、事実に反する憶測が流布されております」と指摘。 

 

「現時点で把握している限り、部署および業務内容、指示命令系統も別であり、当事者同士が業務上深く関わっていた経緯はなく、被害者の方に何ら落ち度も、責められるべき点も一切ないことを確認しています」と説明した。 

 

さらに「被害者に関する憶測による根拠のない情報発信は、故人の尊厳を深く傷つけ、ご遺族の心を二重に苦しめる、極めて痛ましい『二次被害』に他なりません」と強く批判。 

 

続けて「皆様におかれましては、どうか故人の尊厳とご遺族の心情にご配慮いただき、被害者に関するこのような情報の投稿・拡散をお控えいただくとともに、既に投稿されたものにつきましては、削除対応を強くお願い申し上げます」と呼びかけた。 

 

最後に「当事務所は、引き続き捜査に全面的に協力し、真相の解明と再発防止に全力を尽くしてまいります」と結んだ。 

 

被害者の男性(36)と、殺人未遂の疑いで緊急逮捕された男は、いずれもアディーレ法律事務所に勤める同僚だった。 

 

警視庁によると、男は7月1日午前11時45分頃、東京・東池袋の高層ビル31階に入る事務所で、被害者の首あたりをナイフで複数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれている。 

 

被害者は病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。 

 

弁護士ドットコムニュース編集部 

 

 

 
 

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