( 304783 )  2025/07/05 03:23:52  
00

参院選に向けて、社民党から出馬したラサール石井が新宿駅で演説を行い、「日本人ファースト」の考え方に疑問を呈しました。

彼は、隣人の違いを認め合い、弱者や貧困層を助ける社会の重要性を主張。

また、社民党の存続を目指し、選挙戦での目標として2%以上の得票を掲げ、党の存在意義について強調しました。

同時に、排外的な発言に対しても警鐘を鳴らしつつ、理想とする社会の実現を呼びかけました。

(要約)

( 304785 )  2025/07/05 03:23:52  
00

参院選に向けた第一声で持論を展開する社民党候補のラサール石井=都内のJR新宿駅南口 

 

 参院選(20日投開票)に社民党から比例区で出馬した俳優・タレントのラサール石井(69)が3日、東京・JR新宿駅南口で第一声を上げ、「日本人ファースト」に疑問を投げかけた。 

 

 石井は「日本人ファースト」を掲げる政党や政治家が支持を集めている状況について「何が『日本人ファースト』ですか?人間にファーストもセカンドもないんですよ。隣人が自分とは違うってことを認めればいい。なぜなら、あなたも隣の人とは違うから。そして強い者が弱い者を、富める者が貧しい者を助ける。自分のことばかり考えて他人を省みない、そんな国がいい国ですか?」と、持論を展開した。 

 

 演説後、「人間にファーストもセカンドもない」という発言について、報道陣から特定の政党について質問されると、石井は「街宣の間に他党や他の候補を(具体名を出して)批判することはやめようと思っています」と自身のスタンスを示す一方、「ただ、『外国人を排斥してどうするんですか?』といったようなことは言いたい。自分も誰かに排斥される可能性があるわけですから」と指摘した。 

 

 また、社民党は公職選挙法上の国政政党要件を維持するため、「比例代表で2%以上の得票」を目指し、今回の参院選を「正念場の戦い」と位置付ける。前身である旧社会党からの歴史を引き継ぐ“老舗”政党も、現在は国政政党を維持できるかどうか、黄信号から赤信号の瀬戸際に立っている。 

 

 石井は「社民党は社会主義や共産主義の国を作ろう…なんて思っていませんよ。『資本主義の中で民主主義が本当に行き渡る国』を作りたいと思っている。社民党がなくなったら日本の底が抜けてしまいます」と解説。「政党要件の2%になるように必死で頑張って、なんとか社民党をなくさないでください。社民党も崖っぷちだけど、日本も崖っぷち。道を歩いているだけで笑みをうかべられる国にしようじゃありませんか」と呼び掛けた。 

 

(よろず~ニュース編集部) 

 

よろず〜ニュース 

 

 

 
 

IMAGE