( 304833 )  2025/07/05 04:22:53  
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俳優の春名風花さんと母親が、SNSで名誉を傷つけられたとして、男性に約3600万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁は原告側の上告を退けました。

男性は6年以上にわたり、春名さんや母親に対して中傷的な投稿を行い、一審と二審で名誉毀損が認められ、377万円の賠償が確定。

春名さんは賠償額の少なさを理由に上告しましたが、最高裁はその上告を認めませんでした。

(要約)

( 304835 )  2025/07/05 04:22:53  
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最高裁判所=東京都千代田区 

 

 SNSなどへの投稿で名誉を傷つけられたとして、「はるかぜちゃん」こと俳優の春名風花さん(24)と母親が、投稿した男性に計約3600万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(尾島明裁判長)は、慰謝料の増額を求めた原告側の上告を退けた。2日付の決定。名誉毀損(きそん)と認め、男性に計約377万円の賠償を命じた一、二審判決が確定した。 

 

 一審・横浜地裁判決によると、男性は2015年4月以降、6年以上にわたり、自身のSNSやブログで春名さんや母親について繰り返し投稿。「風花を合法的に葬り去りたい」「お前みたいな奴ほんと要らんからとっとと辞めろ」などと投稿した。 

 

 一審判決は、男性による1千件超の投稿を不法行為と認定。一連の投稿は、春名さんらを中傷して個人攻撃するためで「内容も悪質性が高い」として、男性に慰謝料などの支払いを命じた。二審・東京高裁も支持した。 

 

 賠償額が少ないなどとして春名さんが上告したが、第二小法廷は決定で、上告できる理由にあたる判例違反などがない、とだけ判断した。(米田優人) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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