( 304905 ) 2025/07/05 05:45:23 0 00 支援する山尾志桜里氏のポスター張りを行った後、ポーズを決める小林よしのり氏
漫画家の小林よしのり氏は4日、参院選(20日投開票)東京選挙区に無所属で立候補した元衆院議員の山尾志桜里氏(50)のポスター張りを、東京都内に設置されたポスター掲示板の前で行った。
小林氏と山尾氏は以前から親交が深い。今回、無所属で立候補したことについて、炎天下の中で作業を行った小林氏は「(周囲の)全員が、待っていましたみたいな感じだった」と、日刊スポーツの取材に語った。
組織的支援がなく、知人や友人も含めて選挙活動を支えるのが、今回の山尾氏の選挙戦。「ポスター張りは全然、やったこともない」という小林氏も、国民民主党からの公認見送りで「フラストレーションがたまっていた」としてポスター張りを買って出た。「漫画家って広範な知識がいる、何でも経験だと思いやってみようと思った」という。
国民民主からの立候補には、自身は「反対だった」という。まだ山尾氏の公認が内定していた6月上旬、自身が主宰する「ゴー宣DOJO」のイベントに山尾氏を招く予定が、皇位継承のあり方をめぐり小林氏の主張と党の姿勢が異なることから「出たら処分だと。ワシと関わること自体、良くないわけですよ。呼んでしまえば公認取り消しになるので、来ない方がいいという判断をした」として、山尾氏の出席をとりやめたこともあったという。
山尾氏は参院選で「皇室と憲法」に関して訴える方針を示し、「女性天皇」の提起や「女系天皇」も含めた検討、憲法9条2項の改正を掲げる。小林氏は「山尾さんとは皇室の見方はぴったり合うし、山尾さんが言う憲法9条改正は、自衛権をどう統制するかというところを改正しようと言っている。全部、理念で一致するし、天下国家(観)が一致する」と語った。
「(選挙戦で)皇室と憲法を訴えるのはある意味、勇気がいること。だれも言っていないし、みんな、庶民の目の前ににんじんをぶら下げることだけ考え、これでだませると思っている。それはなめた態度と思っているから、どうしても彼女を国会に送り込みたい。やれる人だと思っている」とも話した。小林氏は今週末にも、山尾氏の応援に入る予定という。
改選の6議席と、欠員補充の任期3年の1議席を合わせた7議席を争う東京選挙区には計32人が立候補しており、大激戦が見込まれている。
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