( 305465 )  2025/07/07 05:19:30  
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街頭演説で、参院選東京選挙区の党公認候補への支持を訴える立憲民主党の野田佳彦代表(撮影・中山知子) 

 

 立憲民主党の野田佳彦代表は6日、東京・JR有楽町駅前で、参院選(20日投開票)比例代表に党公認で立候補している元参院議員の蓮舫氏(57)と、久しぶりの「コラボ街頭演説」を行い「コラボすることができて、大変私は、ハッピーです」と、表情を崩した。 

 

 野田氏は昨年の衆院選後、12年ぶりに党代表に就任し、蓮舫氏は昨年7月の東京都知事選で落選。2人が街頭演説で並ぶのは久しぶりで、昨年の都知事選以来とみられる。 

 

 野田氏は「久しぶりに横から、首筋に青筋が立った方を見ることができました。蓮舫さんが(国政に)戻ってこようとしているなと思います」と、蓮舫氏の約1年ぶりの国政復帰への期待を示した。自身の衆院選落選経験に触れ「負けない方がいいが、負けたことの学びもある。蓮舫さんも負けたからこそ、学んだことがいっぱいあると思う」とした上で「負けたことで『ニュー蓮舫』になってきていると思うので、ご期待をいただきたい」と訴えた。 

 

 野田氏はまた、今年2月に、政府の25年度当初予算案に対する修正案をまとめた時を振り返り「3・8兆円分の財源をつくったが、この時、各省庁別に(財源の)洗い出しをした。こんな時に蓮舫さんがいればもっといろんな財源を見つけられたと思った。そういうことがいちばん得意な人だ」ともアピールした。 

 

 蓮舫氏は民主党時代から野田氏に近く、野田グループに所属してきた。今回の比例代表での立候補をめぐっては、蓮舫氏に支持が集まることによる他の比例候補への影響への懸念から、党内には反対や慎重論があったが、最終的には野田氏ら執行部側が押し切る形で決まった経緯があり、蓮舫氏の当落は野田氏に直結する問題でもある。 

 

 今回の参院選比例代表には、自民党が31人、立憲民主党が22人、公明党が17人、日本維新の会が13人、共産党が19人、国民民主党が19人、れいわ新選組が12人、参政党が10人、社民党が5人、日本保守党が4人、NHK党が3人、再生の道が9人、チームみらいが3人、日本改革党が1人、日本誠真会が2人、無所属連合が2人を、それぞれ擁立している。 

 

 

 
 

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