( 305508 )  2025/07/07 06:07:49  
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日産自動車は、台湾の鴻海精密工業と電気自動車(EV)分野での協業に向けて協議を進めている。

これは、今後閉鎖が検討されている追浜工場で鴻海のEVを生産する可能性があることを意味する。

日産は5月に工場閉鎖計画を発表しており、追浜工場が存続すれば雇用を維持できる可能性がある。

鴻海はEV事業を強化しており、日産との提携に興味を持っている。

日産は正式な決定があれば、適宜情報を提供する意向を示している。

(要約)

( 305510 )  2025/07/07 06:07:49  
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日産自動車追浜工場=神奈川県横須賀市で2025年5月15日、本社ヘリから平川義之撮影 

 

 日産自動車が台湾の受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)分野の協業に向けて協議中であることが6日、分かった。経営再建のため閉鎖候補となっていた追浜工場(神奈川県横須賀市)で、鴻海のEVを生産する案が浮上している。 

 

 日産は5月に国内外7工場の閉鎖について発表しており、国内では追浜工場と日産車体の湘南工場(同県平塚市)が候補に挙がっていた。鴻海との協業が実現すれば、追浜工場が存続し、雇用の維持につながる可能性がある。 

 

 鴻海は、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」など電子製品の受託生産で知られるが、近年はEV事業を強化している。日産出身の関潤氏がEV事業の最高戦略責任者(CSO)を務め、日本メーカーとの協業に意欲を示してきた。5月には三菱自動車とEV供給で覚書を交わし、乗用車をオセアニア市場向けに投入する予定だが、鴻海はこれまでも日産との提携に意欲を示しており、日産側の対応が注目されていた。 

 

 日産は「決定したことがあれば、適切なタイミングで情報を提供する」としている。【鶴見泰寿】 

 

 

 
 

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