( 305900 ) 2025/07/09 03:12:06 0 00 “学歴疑惑”伊東市長は辞職し出直し選へ 苦情殺到で職員が謝罪要求「落胆から怒り」
学歴詐称疑惑が浮上している静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が7日夜、緊急記者会見を開き辞意を表明しました。そのうえで、出直し市長選挙に打って出ることを明らかにしました。
「私は東洋大学を卒業はしておりませんでした。本当に申し訳ございませんでした」
7日、カメラの前で11秒間にわたり深々と頭を下げた田久保市長。会見では、田久保市長が市議会議長らに提示した「卒業証書」だとする書類について繰り返し追及を受けました。
「卒業証書につきましては卒業アルバム、在籍期間証明書、そして私の上申書とともに静岡地方検察庁へ提出することにしました」
「(Q.卒業証書は本物と言える?)私の中では本物であると思っていますけど、大変残念ながら今、私の方でそれを本物だと証明するための卒業証明書等が取れませんので、こうなった以上はきちんとした捜査機関の方に調べていただいて、その結果を待ちたい」
書類は現在、弁護士が管理しているといい、会見で報道陣に公開されることはありませんでした。
福島正洋弁護士 「そもそも除籍になった理由がよく分からない。私がまず在学証明書を見ているんですけど、それは4年間通っていて、卒業する年の3月31日に除籍になっている。目の前に卒業証書と4年間の在籍証明書があるという事実は間違いない。私が保管している。私の目から見て今のところ、あれは偽物とは思っていない」
7日、市議会は百条委員会の設置と市長に対する辞職勧告決議を全会一致で可決。これまで続投を表明してきた田久保市長ですが…。
「私は地検に上申した後、必要な手続きを終えたら、速やかに辞任をしたいと考えています。改めて市民のご判断を仰ぐため、私は再度、市長選挙に立候補したいと考えています」
「(Q.疑惑が晴れてから立候補するのが普通だと思うんですが?)今回は私の不得の致すところで、このような結果になっているが、ここはやはり責任を持って皆さんの思いに応えて、審判を受けるべきであると考えて決断するに至りました」
大混乱が続く伊東市の職員らは「市民への謝罪と説明」を求める要請書を市長に提出しました。
番組は要請書を提出した職員に話を聞きました。
伊東市職員労働組合連合会 齊藤勝巳中央執行委員長 「苦情を処理している部署では、いつまでこれが続くかということで、それがもう落胆から今怒りに感情が変わってきている状況。観光課の職員からは、この夏のホテルや旅館のキャンセルが出始めていると聞いている」
職員からも怒りの声が上がりますが、田久保市長は出直し選挙へ向け前向きです。
「この問題に対して今後対処していく覚悟なしには再度の立候補はないと考えておりますので、すべてを覚悟して今回は出馬しようと決めました」
(「グッド!モーニング」2025年7月8日放送分より)
テレビ朝日
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