( 305973 )  2025/07/09 04:39:26  
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静岡県伊東市の田久保真紀市長が「東洋大学卒業」と公表していた学歴が実際には除籍だったことが問題視され、彼は市職員に直接謝罪を行った。

謝罪は非公開で、約100人の職員に対して5分ほどの説明を行った。

市には批判の電話が多数寄せられ、労働組合からは責任の所在を明確にするよう求められた。

市議会は辞職勧告と特別調査委員会の設置を全会一致で決議し、田久保氏は辞職の意向を示しつつも、次回の市長選への出馬を考えていると述べた。

疑惑に関しては、静岡地検に文書を提出し、捜査を委ねる意向を表明した。

(要約)

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市職員への謝罪を終え、報道陣に内容を説明する田久保真紀伊東市長=静岡県伊東市の伊東市役所で2025年7月8日、若井耕司撮影 

 

 静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が「東洋大卒業」と公表していた学歴が実際には除籍だった問題で、辞職の意向を示した田久保氏が8日、市役所で市職員たちに直接謝罪した。 

 

 謝罪の場は田久保氏の意向で非公開だった。終了後、報道陣の取材に応じた田久保氏は「おわびをさせていただいた。事実関係を説明し、市政が混乱しないように努めていくと伝えた」と述べた。集まった職員は約100人で、5分ほどの説明だった。 

 

 市には、田久保氏のこれまでの対応を批判する電話やメールが殺到。市職員労働組合連合会が7日、「自ら招いた責任の所在を明確にすること」を求める要望書を田久保氏に手渡していた。 

 

 田久保氏は市議会で学歴を追及された際に「卒業証書」だとする文書を市議らに示していた。市議会は7日、市長に対する辞職勧告と地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委)設置の決議案を全会一致で可決した。 

 

 これを受けて田久保氏は7日夜に記者会見し、辞職の意向と出直し市長選に臨む考えを明らかにした。「卒業証書」だとする文書や大学の卒業アルバムなどを静岡地検に提出し、詐称疑惑を検察の捜査に委ねる考えも示した。【若井耕司】 

 

 

 
 

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