( 306015 )  2025/07/09 05:24:08  
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街頭演説する参政党の神谷宗幣代表(山田耕一撮影) 

 

参政党の神谷宗幣代表は7日、新潟市内で街頭演説し、共同通信社が5、6両日に行った参院選の有権者動向を探る全国電話世論調査(第2回トレンド調査)で、同党が比例代表の投票先として2位に浮上したことについて「ブーム的なもので終わるのではなく、政策がきちんと届いていると思っている」と述べた。 

 

調査では、比例代表の投票先は自民党が18・2%で、6月28、29両日の前回調査17・9%から横ばいだった。参政党は2・3ポイント伸ばして8・1%となり、国民民主党6・8%(前回6・4%)、立憲民主党6・6%(9・8%)を上回った。 

 

神谷氏は「ありがたいことに、野党第一党の支持になっている。こうしたものは水物だから、来週、私は週刊誌に載るらしいので、それで叩かれたらどうなるか分からないが、そういうことで右往左往しない」と述べ、政策を訴える考えを強調した。 

 

演説の中で神谷氏は、新潟県がコメの生産量日本一であることを踏まえ、コメ問題に多くの時間を割いた。「コメが安いのが当たり前だというのは、農家の労力を換算していないからだ」と述べ、農家が採算が取れる価格で安定させる必要性を語った。生産を倍増させることや、農家を準公務員化して所得補償をするといった党の政策を説明した。 

 

神谷氏は「外国は一次産業や、特に農業は保護している。保護しているから食料自給率が維持できている。日本は逆で、ボロボロだ。その結果がコメ不足だ」とこれまでの自民党政権の農業政策を批判した。コメの生産について「1億2千万人もいる国だから、国民の胃袋を握ればもうかる。そうしたもうかることは、公的なおカネを入れて国民で守っていくべきだ。これが参政党のいう日本人ファースト、日本人の暮らしを守るということだ。でも、外国人と比較して『これは差別ではないか』と言われる。どこだけ切り取っているのか、という話だ」と述べた。 

 

 

 
 

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