( 306853 )  2025/07/12 05:37:47  
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パナソニックホールディングスは、希望退職の募集を開始した。

対象は勤続5年以上の40~59歳と64歳以下の再雇用者で、応募者には退職金に数千万円の上乗せがある。

これは、全体で1万人規模の人員削減の一環であり、特に50代と再雇用者のスリム化を狙っている。

応募者には再就職支援や最大3ヶ月の休暇が提供される。

パナソニックは経営効率化を推進するため、2026年に事業会社を分割・再編する計画もある。

(要約)

( 306855 )  2025/07/12 05:37:47  
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パナソニックホールディングス本社(大阪府門真市) 

 

 パナソニックホールディングス(HD)傘下の事業会社パナソニックによる希望退職の募集概要が10日、判明した。対象は勤続5年以上の40~59歳の社員と64歳以下の再雇用者で、応募した社員には最大で数千万円を退職金に上乗せする。パナソニックHDが5月に発表した1万人規模の人員削減の一環で、組織のスリム化を図る狙いがある。 

 

 複数のパナソニック関係者によると、退職金の上乗せ分は55歳前後が最も多くなるように設定され、最大で数千万円が加算されるという。定年後の再雇用者にも退職時の基準内賃金の最大24か月分が支給される。50歳代の社員と再雇用者のスリム化に重点を置いているとみられる。募集人数は明らかになっていない。 

 

 応募者に対しては、外部の人材サービス会社を活用した再就職支援を行うほか、転職活動のため、最大3か月間の休暇を取得できるようにする。 

 

 パナソニックは主に白物家電や空調機器、電設資材を手がけており、2025年3月期の売上高は3兆5842億円、従業員は約8万8000人。いずれもグループ全体の4割を占める最大の事業会社だ。経営効率化のため、26年4月に三つの事業会社に分割・再編する方針を公表している。 

 

 

 
 

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