( 307121 ) 2025/07/13 05:38:25 0 00 日テレNEWS NNN
11日、日本と中国の「検疫」に関する協定が発効され、停止していた日本産牛肉の中国への輸出が、24年ぶりに再開される見通しとなりました。一方、日本側は中国側に、ジャイアントパンダの貸与も要請したものとみられます。
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ステーキなどを提供する都内の鉄板焼き店。半分以上が海外からのお客さんだといい、人気なのが日本産の黒毛和牛です。
この牛肉をめぐって、11日。
自民党 森山幹事長 「24年ぶりに中国への牛肉の輸出が始まる。そういうことにつながっていくんだろうと」
自民党の森山幹事長が“一つの前進”として話したのは、実現されれば24年ぶりとなる日本産牛肉の中国への輸出再開について――
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大阪・関西万博での行事にあわせて日本に訪れた中国の何立峰副首相と会談し、その後、両政府による「検疫」に関する協定が発効したことが発表されました。
日本でBSE(牛海綿状脳症)という牛の感染症が発生し、2001年から中国への輸出が停止していた日本産牛肉。
「輸入再開」の見通しに、都内の鉄板焼き店は“日本の畜産業が活性化するいい機会”と話す半面、心配も…。
日本産の牛肉を提供 料理長 「和牛の高騰もある中で、日本のお客様に高い値段で提供しないといけなくなってしまう懸念材料もあるかなと」
海外に和牛などの輸出を行う販売業者は“ビッグチャンス”と話します。
関西の食肉販売業者 「アメリカの関税の影響もあって、いい販路拡大になりそう。条件にもよるが、需要もあるので商機もある」
一方、市場参入は“厳しい”という声も。
関東の畜産業者(中小) 「中国市場はすでにいろいろな国から牛肉が集まっている。日本産を欲しがるのはごくわずかで、そこに多くの日本企業が(今後)輸出拡大を狙うので厳しい」
小泉農林水産相は期待感を示しました。
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小泉農水相 「1日も早く具体的な成果を出せることを期待をしています。引き続き働きかけを進めていきたいと思います」
先月末に中国は、日本産水産物の輸入再開を発表したばかり。こうした動きに、ある日本政府関係者は…。
政府関係者 「来月以降、戦後80年のイベントが増えて、日中関係が敏感になる中で、中国としては日本との関係を改善しておきたいのだろう」
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そして、会談でもう一つ話題にあがったとみられるのが、ジャイアントパンダです。
先月、和歌山から返還されたパンダの最新映像が公開され、座ってササを食べたり施設内を歩いたりする様子が伝えられました。
11日の会談では、森山氏が中国側にジャイアントパンダの貸与の要請をしたとみられていますが、中国側の反応を含め詳細はわかっていません。
(7月11日放送『news zero』より)
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