( 307421 )  2025/07/14 06:47:10  
00

 クラウンのCMで使われた「いつかはクラウン」の名作コピー。クルマ好きたるもの「いつかは○○」の夢は忘れたくないものだが、「いつかはGT-R!」と言うと叶う気がまったくしない。伊達軍曹どの、夢を叶える方法教えてください!! 

 

※本稿は2025年6月のものです 

文:伊達軍曹/写真:日産、ベストカー編集部 ほか 

初出:『ベストカー』2025年7月10日号 

 

 15年ほど前の『カーセンサー』を引っ張り出してみると、R34型スカイラインGT-Rの中古車が300万円くらいで掲載されていることに驚愕するが、言われてみれば昔はそんなモノだった。それが今では最安でも約1500万円、高いモノだと3000万円以上にはなってしまった。 

 

 ハコスカGT-Rにしても、ひと昔前なら数百万円でイケたはずだが、直近では3000万円、4000万円が当たり前の世界に……。 

 

 「いつかはGT-R!」と考える場合、第2世代ならR34、第1世代であればハコスカを夢見る場合が多いと思われるが、今の時代、そこはもうスパッとあきらめるしか手はない。そしてあきらめたうえで「その他のGT-R」に目を向けてみれば、"いつか"はけっこう早い時期に訪れる可能性があることに気づく。 

 

 もちろんそれでも決して安い買い物ではないのだが、R32とR33であれば総額700万円前後が安値物件の目安であり、R35で行くなら総額800万円前後が、同じく安値物件の目安。 

 

 今乗っている何らかのクルマを100万円ほどで売却し、銀行で眠っているお金から200万円ほどを引っ張り出したうえで頭金とすれば、ローン対象額は400万〜500万円ほど。やってやれない金額ではないはずだ! 

 

 700万円級の出費は当然デカいが、「絶対に不可能」ではないはず。問題になるのは出費額そのものではなく、「家族が乗れない(乗りたくない)クルマにそんな大金を出す」ということに対する配偶者の理解だ。 

 

 普通に生きているだけでは絶対に反対されるので、今のうちから善行を積み、説得しやすい状況を作っておきたい。 

 

 

 
 

IMAGE