( 308121 ) 2025/07/17 04:38:49 0 00 参政党の神谷宗幣代表(2025年7月3日撮影)
参政党の神谷宗幣代表が、2025年7月15日に配信された経済系YouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック−」に出演した。「出産育児が女性のキャリアの価値になる」との子育て支援策について、「公約で『必ずやります!』といったわけではない」などと話した。
■「子どもを何人育てたかがキャリアになる」
配信は「あつまれ!無党派の森」と題した、出演する政党の代表者などが事前に募集した政党への質問に答えるというシリーズの第10回だった。その中で、参政党が提示する「出産育児が女性のキャリアの価値になる」との子育て支援策について質問が及ぶ場面があった。
この子育て支援については、5月12日の愛媛県での街頭演説で神谷氏が説明し、後にSNSで注目を集めた。
神谷氏は、「中高生の女子学生」に大学を出て就職しキャリアを積むライフプランと、高校や短大、大学などを卒業後、就職する前に結婚し出産・育児をするライフプランの2つを提示すると話した。後者の、先に出産・育児をした人は子育てが落ち着いてから「新卒」として就職できるようにするといい、「子どもを何人育てたかがキャリアになるんですよ。大学を出たよりも子どもを3人育てたお母さんのほうが次に就職したときに給料が高いって状況にするんです」と説明した。
参政党の公式サイトに公開された2025年の政策のページにも、このことが記載されている。
「教育・少子化対策・子育て支援」政策のうちの1つとして、「夫婦のみならず、家族や地域で育て、出産育児が女性のキャリアの価値になる『制度』支援」を挙げる。具体的には、長期育児休業の推奨、多世代同居・近居や地域の助け合いによる子育て負担の軽減、祖父母等への育児休暇創設などのほか、「育児や支援に携わった経験をキャリア形成上の価値や副業として企業が認めるようガイドライン化」すると説明している。
リハックの配信では、ディレクターの高橋弘樹氏が、子育てを経験した女性への高待遇での就職について、本当に企業が協力してくれるのか、国からどのような補助をするのかといった質問を読み上げた。
これに神谷氏は、「これは、そういう風にできたらいいんじゃないですかねぇといった話」だと回答。
「別にうちのカタログに書いたわけではなくて、そういうことも検討の余地がありますよねというぐらいに言ったわけで。あくまでそういった風にすると良くないですか?といった1つの提案として言っただけで、公約で『必ずやります!』と言ったわけではない」
と、説明した。
なお、今回の参院選における参政党の公約を記載したページを見ると、子育て支援策としては、0から15歳の子ども1人につき月10万円の給付金を支給するとしている。「出産育児が女性のキャリアの価値になる」との政策については触れられていない。
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